2008-04-23(Wed): 行く人、来る人
国際交流基金のブログ
・地球を、開けよう。
http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/
の担当チームのメンバーが入れ替わっている。
・「オレペコ、潮風、三富からのお知らせ」(地球を、開けよう。、2008-04-14)
http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080414/p1
・「ブログチームに新メンバーが加入しました。」(地球を、開けよう。、2008-04-17)
http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080417/p1
約1年半の間、日々楽しい記事をありがとうございました。>オレペコさん、潮風さん、三富さん
オレペコさん、潮風さん、三富さんは、
・ジャパンファウンデーション(国際交流基金)第1期ブログチーム「「地球を、開けよう。」ブログをめぐる冒険−JFブログチームの一年間」(第265号、2006-12-26)
http://archive.mag2.com/0000005669/20061226082819000.html
を書いていただいた第1期ブログチームの後を受けて登場した。
・「新生ブログチームメンバーのご紹介」(地球を、開けよう。、2006-10-03)
http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20061003/p1
私がオーガナイザーを務めた
・「サイエンスアゴラ2006にてワークショップ「研究のより良いウェブ情報発信に向けて」を開催」(編集日誌、2006-11-26)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20061129/1164762224
にもご参加いただき、六本木の国際交流基金のオフィス近くでランチをご一緒させていただいたこともある。
・「基金ブログチームがワークショップに参加?!」(地球を、開けよう。、2006-11-08)
http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20061108/p1
二代目はとかくたいへんなものだが、更新を欠かすことなくブログを維持してきた点がまずなによりもすばらしい。「地球を、開けよう。」は国際交流基金の媒体として完全に定着してきたと思うが、それは第2期ブログチームの功績だろう。感謝と敬意を捧げたい。国際交流基金の移転が一段落したら、ランチをご一緒できればと思う。
・国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は移転します。
http://www.jpf.go.jp/j/about_j/move.html
さて、職務内容が変わった方もいる。
4月1日。朝9時。一枚の辞令。そして今日から目録(と図書館システム)の主担当になった自分。
・「changeclass - referencerからcatalogerへ」(図書館退屈男、2008-04-01)
http://toshokan.weblogs.jp/blog/2008/04/changeclass---r.html
日本の図書館界にとってはむしろ望ましい異動ではないだろうか。そしておそらくご本人にとっても。
その他、ここでは紹介しきれないが、この春から職に就いた知り合いも多い。特に大学関係では学位を取得し、助教や講師の職を得た方々にはお祝い申し上げたい。大学の場合、教員の立場になると、事務仕事がさらに増える。だが一つだけお願いしたい。学内の事務仕事がどれほど多く辛くても、学生の前でその苦しさをぼやくような教員にはならないでほしい。事務仕事にどれほど追われても、研究や教育の醍醐味を学生に楽しさと厳しさを交えながら語り続けてほしい。示し続けてほしい。
2008-04-22(Tue): 美味しい図書館
・梅田カズヒコ「図書館の食堂が好きだ」(@nifty:デイリーポータルZ、2008-04-21)
http://portal.nifty.com/2008/04/21/c/
楽しい。何度かこの食堂に行っているが、「国会丼」には気づかなかった。命名理由は私も知りたい。
ところで内部にレストランや喫茶店を持つ図書館は他にどれくらいあるだろう?
国立国会図書館の場合、関西館にはカフェテリアがある。
・国立国会図書館関西館
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/
他にも
・神戸市立中央図書館
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/070/kannai.html
にもカフェテリアがあるようだ。海外では2年前にイギリスで訪れた英国図書館が印象的だった。
・「英国滞在5日目」(編集日誌、2006-01-20)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060123/1138026584
日本の図書館も英国図書館くらい、美味しい図書館になるとうれしいのだが……。
しかし、このテーマは結構おもしろいかもしれない。昨年度担当したライブラリー・アカデミー「インターネット時代のライブラリアン」では検索実習の課題として「大学図書館の銘」を選んだが、今年度の講義では「美味しい図書館」がいいかもしれない。
・「探索:大学図書館の銘(2)」(編集日誌、2008-01-02)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080104/1199375615
・「探索:大学図書館の銘」(編集日誌、2007-11-18)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071120/1195490783
2008-04-24(Thu): 最近の気づき−同志社大学のサイト内検索と法政大学日本統計研究所のAbout欄
最近みたサイトから一工夫が光るサイト。
・同志社大学
http://www.doshisha.ac.jp/japanese/
サイト内検索のデザインがいい。
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ことばで探す | || 検索 |
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・法政大学日本統計研究所について
http://www.hosei.ac.jp/toukei/about.html
の
・法政大学日本統計研究所について - 歴史
http://www.hosei.ac.jp/toukei/about.html#rekishi
・法政大学日本統計研究所について - 現在の取り組み今後の課題
http://www.hosei.ac.jp/toukei/about.html#genzai
は、おそらく年報のような資料から文章をそのまま持ってきているのだろう。意外に読ませる内容。
2008-04-25(Fri): 大阪府の公の施設問題ひとまとめリンク集
自分がほしい情報がまとまっていないかったので、てっとり早く自分でつくった。
題して、「大阪府の公の施設問題ひとまとめリンク集」(センスなし……)。
大阪府知事に橋下徹さんが就任して以来、大阪府が関与する文化・スポーツ系の公の施設の存続問題が話題になっていた。
・「指定管理者制度の疑問」(編集日誌、2008-02-13)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080217/1203253446
さて、4月11日に大阪府が
・財政再建プログラム試案
http://www.pref.osaka.jp/zaisei/kaikaku-pt/shian/
を発表し、27の公の施設について改革の方向性の原案が示されている。ところで大阪府の試案のうち本編はPDF版とhtml版が公開されている。行政の資料は往々にPDF版のみで公開されるだけに大阪府の情報公開姿勢はほめたいところだ。
閑話休題。
・財政再建プログラム試案 本編
http://www.pref.osaka.jp/zaisei/kaikaku-pt/shian/html/
・公の施設の方向性
http://www.pref.osaka.jp/zaisei/kaikaku-pt/shian/html/oyakeno-shisetsu.html
に27の公の施設の今後の方向性が示されているのだが、残念ながら各施設のサイトへのリンクがない。大阪府がまとめた資料を参考にしつつ、各施設のサイトで実際の活動状況を確認したい。できれば、府の方針への賛否を示している方々の意見もあわせて読みたい。そうやって多角的に情報をつきあわせた上で、大阪府が進もうとしている方向性を検証したい。
というわけで、大阪府が示す「公の施設の方向性」の分類
- 「廃止」するもの(8施設)
- 「集約、多機能化」するもの(4施設)
- 「市との共同運営」「市町村・NPO等との協働」「市移管」するもの(3施設)
- 「民営化」「民間管理」するもの(4施設)
- 「移転」するもの(1施設)
- 「存続」するもの(7施設)
に則って、当該施設のサイト、賛否を示す活動のサイトをまとめてみた。
- 「廃止」するもの(8施設)
- 「集約、多機能化」するもの(4施設)
- 「市との共同運営」「市町村・NPO等との協働」「市移管」するもの(3施設)
- 「民営化」「民間管理」するもの(4施設)
- 「移転」するもの(1施設)
- 「存続」するもの(7施設)
大阪府立近つ飛鳥風土記の丘についてはサイトがみつからなかった。なお、賛否を示す活動のサイトについては個人レベルでの意見は取り上げていない。また、取りこぼしもあるだろう。お気づきの点があればご指摘いただきたい。
欲をいえば、ここに各施設の設置根拠となっている条例へのリンクもつけたいところだが、そこまでは手が回らない。また、大阪府の財政再建プログラム試案にある情報と組み合わせれば、より有用な資料となるはずだが、それも自分の手にはあまるので断念……。ということで、上記のリストに関してはどなたでも自由に加工していただいて構わない。ただし、単なる複製・転載はご遠慮いただきたい。
ところで、27施設のうち3施設はサイトで自らの存廃問題について情報を発信している。その施設とは、
・上方演芸資料館(ワッハ上方)
http://www.wahha.or.jp/
・大阪府立羽衣青少年センター
http://www12.ocn.ne.jp/~hagolomo/main.htm
・大阪府立国際児童文学館
http://www.iiclo.or.jp/
の3つ。上方演芸資料館(ワッハ上方)はこの問題に関するページを公開し、
・上方演芸資料館(ワッハ上方) - ワッハ上方の移転、規模縮小、ホールの切り捨てに反対します
http://www.wahha.or.jp/message080417.html
大阪府立国際児童文学館は「アナウンス」のページで署名運動や要望活動の状況を伝えている。
・大阪府立国際児童文学館 - アナウンス
http://www.iiclo.or.jp/announce/youbousho.htm
以前、
・「労働政策研究・研修機構(JILPT)、「有識者コラム−労働政策研究とJILPTの役割」を公開」(新着・新発見リソース、2007-11-12)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071112/1194793350
の中で、
独立行政法人がこのような企画を行うことには賛否両論あるだろうが、私は積極的に支持したい。自らの存否に関わる議論が続いているさなかだからこそ、当事者がこのような企画を通して自らの存在意義を問うことには意味がある。
と述べたが、大阪府の各施設についても同様に思う。
2008-04-27(Sun): 5/2(金)は筑波訪問
筑波では筑波大学や周辺の独立行政法人を訪ねたいと思っている。筑波近辺の方々でお目にかかれる方、ご都合のいい日をお知らせいただけるとうれしい。
・「当面の予定」(編集日誌、2008-04-17)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080420/1208667495
と書いたところ、反応してくださった方々がいるので、今週の金曜日5月2日に筑波を訪れる。訪問先としては、
・筑波大学中央図書館
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/chuo/
・筑波大学図書館情報学図書館
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/tojo/
・農林水産研究情報センター
http://ss.cc.affrc.go.jp/ric/home.html
を考えている。筑波大学中央図書館ではスターバックスに行くのが楽しみ。
・「筑波大学附属図書館・スターバックスOPEN -思った以上にいいんじゃない?」(かたつむりは電子図書館の夢をみるか、2008-03-18)
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20080318/1205833793
また、
・かたつむりは電子図書館の夢をみるか
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/
・Sweet Candy はてなダイアリー版
http://d.hatena.ne.jp/haruka-izumi/
とは連絡がつき会えることに。haruka-izumiさんにはまだ直接会っていないので非常に楽しみ。当日は1日筑波にいるので、未知の方も含めお目にかかれる方はお気軽にご連絡ください。
2008-04-26(Sat): 大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの存続を巡って(1)
瀧端真理子さんの
・「大阪の社会・労働関係専門図書館の存続を求める会」(ミュージアムの小径、2008-04-25)
http://d.hatena.ne.jp/takibata/20080425/p1
を通して、
・大阪の社会・労働関係専門図書館の存続を求める会
http://rodoshomei.web.fc2.com/
の発足を知る。余談だが、瀧端さんは原田達さんに教えてもらったらしい。原田達さんのサイトをみると、
・「緊急署名のお願い」(研究室 NO.203、2008-04-25)
http://www.tcn.zaq.ne.jp/t_harada/profile/coffee105.html
がある。研究者としての原田さんの徹底した姿勢に感心する。というのは小著
・『これからホームページをつくる研究者のために−ウェブから学術情報を発信する実践ガイド』(岡本真著、築地書館、2006年、2940円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/480671335X/arg-22/
で次のように述べているからだ(214頁)。
8. 個人ホームページを核にしよう
社会的運動との接点
自分の研究の過程と成果を伝える個人ホームページを公開した以上は、教育と研究を中心に、研究者としての自分に関わる情報を、そこに集約したい。
たとえば、研究者としてなんらかの署名運動に賛同し、署名することがあるだろう。最近では、アフガニスタン戦争やイラク戦争、あるいは国立大学の法人化の際に、新聞に意見広告を掲載するような大規模な署名運動が見受けられた。だが、こうした署名運動には、専門分野や所属機関を明記し、明らかに研究者としての立場で参加しながら、自分の個人ホームページでは署名運動の存在にいっさいふれることなく、自分が署名したという事実を明かさない研究者もいた。
これでは、せっかくの個人ホームページの意味が半減してしまう。研究者としての立場で参加する運動や組織があるならば、研究者としての自分の活動を伝える情報の一つとして、自分の個人ホームページに明記しよう。大学行政に関わる問題、国内政治や国際関係に関わる問題、教育問題や社会問題に関わるさまざまな運動への参加、政治団体や市民団体、NGOやNPOへの参加、国や自治体の審議会への参加など、研究者としての自分が関与する活動は思いのほか多くあるはずだ。一つひとつ洗い出し、研究者としての自分を語るうえで欠かせない情報として、個人ホームページに集約したい。・AKAMAC Home Page(赤間道夫/経済学史)
http://www.cpm.ll.ehime-u.ac.jp/AkamacHomePage/Akamacj.html
呼びかけ人として加わった「国立大学法人法案に反対する意見広告」、「対イラク戦争と日本の加担に再び反対する意見広告」、「無差別テロと報復戦争に反対するアピール」など、計4本の意見広告やアピールを紹介し、それぞれの運動のホームページにリンクしている。
閑話休題。大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの話題に戻ろう。
大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターがブログで存続を要望する研究者のコメントを掲載し出している。
大阪府労働情報総合プラザは、大阪府商工労働部が設置し、(財)大阪社会運動協会が委託を受けて運営している図書館です。大阪社会運動協会は大阪府の出資団体ではなく、民間の公益法人であり、大阪社会運動資料センターを運営しています。資料センターとプラザは一体の運営を行うことによって、広く皆様に社会・労働関係の専門的な資料を提供しております。
しかしこのたび、大阪府財政再建プロジェクト試案が発表され、当館は廃止という案が示されました。試案の通りであれば、図書館は本年7月末をもって閉館となります。
この事態に対して、関西の労働関係研究者から大阪府に対して、コメントが寄せられていますので、その一部をここに掲載いたします。
・「プラザと資料センター存続を要望する研究者のコメントを掲載します」(大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センター、2008-04-24)
http://shaunkyo.exblog.jp/7913395/
・「続々とコメントが寄せられています」(大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センター、2008-04-25)
http://shaunkyo.exblog.jp/7914278/
昨日の日誌でも述べているが、
独立行政法人がこのような企画を行うことには賛否両論あるだろうが、私は積極的に支持したい。自らの存否に関わる議論が続いているさなかだからこそ、当事者がこのような企画を通して自らの存在意義を問うことには意味がある。
・「労働政策研究・研修機構(JILPT)、「有識者コラム−労働政策研究とJILPTの役割」を公開」(新着・新発見リソース、2007-11-12)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071112/1194793350
と同じ思いだ。
さて、私自身の現時点での考えを少々述べておきたい。大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターはウェブ活用に熱心な数少ない専門図書館の一つである。その大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターがなくなってしまうのだとしたら、ここ数年専門図書館の世界に対して一生懸命発信してきた成果の一つを失ってしまう。それは避けたい。だが、まだ
・財政再建プログラム試案
http://www.pref.osaka.jp/zaisei/kaikaku-pt/shian/
を読み込めておらず、どの個所が大阪府労働情報総合プラザ・大阪社会運動資料センターの存続に関わるのか、いまひとつ理解できていない。もう少し読み込み、どの箇所が大阪府労働情報総合プラザの廃止根拠となっているのかを理解してから、再度発言したい。財政再建プログラム試案の読み方について、ご指摘・ご教示があれば、ぜひお願いしたい。
2008-05-13(Tue):
特定非営利活動法人情報公開クリアリングハウス 定期総会と記念講演「公文書管理の現状と課題」
(於・東京都/東京ウィメンズプラザ)
http://www.clearing-house.org/
2008-05-13(Tue):
第52回知的コミュニティ基盤研究センター研究談話会「著作権制限規定の意義−市場の失敗とフェア・ユース」
(於・茨城県/筑波大学春日キャンパス情報メディアユニオン)
http://www.kc.tsukuba.ac.jp/colloqium/colloquium52.html
2008-05-24(Sat)〜2008-05-25(Sun):
Libook cafe 2008
(於・東京都/東京大学本郷キャンパス)
http://panflute.p.u-tokyo.ac.jp/libookcafe08/
320号(2008-04-28、4861部)
新着・新発見リソースより、
- 国立公文書館、デジタルアーカイブ「太政類典の構成」を公開(2008-03-26)
- 農林水産政策研究所、サイトをリニューアル(2008-03-24)
- 東洋文庫、動画データベースにコンテンツを追加(2008-03-21)
などの10サイト
http://archive.mag2.com/0000005669/20080428014712000.html
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