HARTIN MARTIN、「Blindsニュースレター」を創刊(2009-08-04)

screenshot

大学等の教育機関のサイト構築を手がけるHARTIN MARTINが「Blindsニュースレター」を創刊した(2009-08-04)。

・Blindsニュースレター
http://www.hartinmartin.com/newsletter/index_j.html
・HARTIN MARTIN
http://www.hartinmartin.com/

毎月第一火曜日に発行を謳い、「大学Webサイトリニューアル情報」等を掲載している。8月、9月、10月と発行された後、11月号は配信されなかったことが気がかりだが、ぜひ継続してほしい。また、バックナンバーはPDFで公開されているが、別にhtmlでも公開したほうが、新たな読者を獲得しやすいのではないだろうか。

豊中市立図書館、蔵書検索(OPAC)にオンライン書店ビーケーワンへのリンクを追加し、アフィリエイトを導入(2009-11-04)

screenshot

豊中市立図書館が蔵書検索(OPAC)にオンライン書店ビーケーワンへのリンクを追加し、アフィリエイトを導入した(2009-11-04)。

・本の表紙画像を表示します
http://www.lib.toyonaka.osaka.jp/information/hyoushi_link.html
豊中市立図書館
http://www.lib.toyonaka.osaka.jp/

・蔵書検索(OPAC
https://www.lib.toyonaka.osaka.jp/licsxp-opac/WOpacMnuTopInitAction.do?WebLinkFlag=1&moveToGamenId=tifschcmpd

で検索した任意の書籍の書誌情報の下に、

bk1オンライン書店ビーケーワンの情報を表示

というテキストリンクが表示され、ここをクリックすると別ウインドウを開いてオンライン書店ビーケーワンの当該書籍ページを表示するようになっている。

その際、URLをみると、

http://www.bk1.jp/isbn/**********/?partnerid=toshokan-toyonaka_no01

となっている。partnerid=以降がビーケーワンにおける豊中市立図書館にアフィリエイトIDで、豊中市立図書館のOPACを経由してビーケーワンで書籍を購入すると、その書籍の本体価格の1%分のビーケーワンポイントが購入者本人に、3%のビーケーワンポイントが図書館に還元される。このビーケーワンポイントは商品の購入に1ポイント=1円のレートで使用でき、同図書館では還元されたポイントを蔵書の購入に使用する予定という。

ビーケーワン - アフィリエイト
http://www.bk1.jp/docs/help/He_o01

実際にサイトを見るとわかるが、今回の機能追加の本質は、

・本の表紙画像を表示します
http://www.lib.toyonaka.osaka.jp/information/hyoushi_link.html

ではなく、アフィリエイトの導入ではないかと思う。正確を期せば、そもそも今回、豊中市立図書館が導入したのは、あくまで表紙画像(書影)へのリンクであって、これを表示とは言わないだろう。同じことは、すでに創価大学中央図書館が実施しているほか、神戸市図書館情報ネットワーク蔵書検索システムでは書影の表示が行われている。

創価大学中央図書館 - 書影、目次へのリンクを設置
http://www.soka.ac.jp/Library/
・神戸市図書館情報ネットワーク蔵書検索システム - 書影を表示
https://www.lib.city.kobe.jp/opac/

書影の表示は見た目のインパクトもあり、もちろん有用とは思う。しかし、それ以上にアフィリエイトの導入は公共図書館という施設の性格を考えれば、はるかにインパクトが大きい。同様の試みは、1年前に日進市立図書館が導入し、その後、運用を休止しているだけに、豊中市立図書館でのアフィリエイト導入がどのような成果を挙げるのか、気になるところだ。ぜひ、豊中市立図書館には還元によって得たポイントの額等を開示していってほしい。

・「日進市立図書館が「Amazonで買う」「Amazonで書評を見る」ボタンを設置している」(編集日誌、2008-12-26)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20081227/1230348172
・「日進市立図書館のAmazonに思うこと」(編集日誌、2008-12-27)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20081228/1230395293

ゆうき図書館、新着雑誌記事速報をリニューアル(2009-08-01)

screenshot

ゆうき図書館が新着雑誌記事速報をリニューアルした(2009-08-01)。

・新着雑誌記事速報
http://www.lib-yuki.net/room_ad/sokuhou-blog.html
・ゆうき図書館
http://www.lib-yuki.net/
・「「新着雑誌記事速報」リニューアル」(朝焼けの図書館員、2009-08-01)
http://www.pot.co.jp/asayake/20090801_181543493913313.html

新着雑誌記事速報は、

・「ゆうき図書館、ゆうき図書館 新着雑誌記事速報を公開(2009-03-12)」(新着・新発見リソース、2009-04-10
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090410/1239292066

で紹介したように今年2009年3月に公開されたものだが、わずか半年でのリニューアルとなった。

リニューアルの最大のポイントは、国立国会図書館による雑誌記事索引新着情報のRSS配信とはてなRSSリーダーの組み合わせだった従来の仕組みを一新し、国立国会図書館によるRSSに、雑誌専門のオンライン書店であるFujisan.co.jpによるFujisan RSSを加え、さらにGoogle AJAX Feed APIを利用していることだ。

Fujisan RSS
http://www.fujisan.co.jp/rssindex.asp
Google AJAX Feed API
http://code.google.com/intl/ja/apis/ajaxfeeds/

素晴らしいことにその後、

Google AJAX Feed API 版「新着雑誌記事速報」作成・運用マニュアル【PDF】(2009-10-19作成)
http://www.lib-yuki.net/room_ad/manu.pdf

も公開されている。ゆうき図書館による情報技術活用の先進性には目を見張るばかりだが、マニュアル公開というオープンな姿勢こそが、ゆうき図書館の素晴らしさだろう。ノウハウを秘匿するのではなく、積極的に公開し、公共財として提供していく姿は、まさに公共図書館の理想形の一つであると思う。