国立国会図書館、科学技術関係資料整備審議会の「電子情報環境下における国立国会図書館の科学技術情報整備の在り方に関する提言」を公開

国立国会図書館の科学技術関係資料整備審議会が「電子情報環境下における国立国会図書館の科学技術情報整備の在り方に関する提言」を公開している(公開日不明。提言日:2004-12-06)。科学技術関係資料整備審議会は、国立国会図書館の外部の人間20名程度で構成され、国立国会図書館の科学技術関係資料の整備計画を議論する。この審議会の答申・意見は、国立国会図書館が科学技術関係資料を収集するうえでの指針になるという。今回の提言がどのような効果を持つのか、定かではないが、提言の冒頭に述べられているように、「二十一世紀初頭における新しい情報環境下において果たすべき主要な役割と方向性」を示唆するものといえるだろう。審議会の委員の顔ぶれはそうそうたるものだが、インターネットの利用という観点からの専門家が欠けている。この点は残念であると同時に、審議の内容への影響が気がかりだ。なお、相変わらずの指摘となるが、PDF形式だけではなく、html形式でも文書を公開すること、このような重要な情報の公開は国立国会図書館トップページの更新情報に掲載し、広く知らせること、この二点を国立国会図書館には徹底してほしい。

・電子情報環境下における国立国会図書館の科学技術情報整備の在り方に関する提言【PDF】
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/pdf/teigen.pdf
・科学技術関係資料整備審議会委員名簿
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/council_technology_list.html
・科学技術関係資料整備審議会
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/council_technology.html
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/