2005-02-13(Sun):

国立情報学研究所の平成17年度の学術情報サービスについて(現行サービス(NACSIS-IR,NACSIS-ELS)の終了または変更と新サービスの開始について)」(2005-01-12)によれば、
・NACSIS-IR
http://www.nii.ac.jp/ir/
が終了し(2005-03-31)、従来のデータベースは新たに公開が予定されている学術研究データベース・リポジトリなどに引き継がれるという。
また、
・NACSIS-ELS
http://els.nii.ac.jp/
は、CiNii(論文情報ナビゲータ)に統合されるとのこと(2005-04-01)。
これにより、「無料・登録不要で利用できるデータベースが増え」るというが、ほとんどのデータベースは税金を使ってつくられたものだ。この機会に一切の利用制限を廃止し、無料で公開すべきだろう。少し意地悪な見方をすれば、これほどインターネットでのデータベースの無料公開が増えているなかにあって、税金でまかなわれながら、なお有料、かつ研究者限定で公開を続けるデータベースはどれか、そのデータベースの権利者・運営者はどこか、非常に興味深い。