国立科学博物館、「国立科学博物館におけるサイエンスコミュニケータの養成について」(中間まとめ)を公開

国立科学博物館が「国立科学博物館におけるサイエンスコミュニケータの養成について」(中間まとめ)を公開した(2005-11-16)。報告書の内容については折をみてコメントするが、発表の仕方についてだけ述べておこう。2点ある。いずれも情報の発信方法に関することだ。まず、これだけ重要なドキュメントをPDF形式でしか公開しないのはなぜだろうか。このドキュメントは一人でも多くの市民の目に留まり、養成しようとしているサイエンスコミュニケータの重要性を伝えなくてはならない。それにも関わらず、PDF形式で公開する理由がわからない。もう一つ。ドキュメントの公表日は11月15日だが、国立科学博物館のサイトで全文が公開されたのは翌11月16日。一日の遅れを生じさせてしまう理由は何だろか。国立科学博物館は「サイエンスコミュニケータ」は科学技術と一般社会とをつなぐ役割を担うとしているが、その養成にあたる側の情報に対する感性が低いままでは、人材養成はおぼつかない。

・「国立科学博物館におけるサイエンスコミュニケータの養成について」(中間まとめ)
http://www.kahaku.go.jp/education/s-comunicater/chukan/
国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/