2006-02-17(Fri): NHK放送技術研究所の存続問題

読売新聞の記事「技研は今後も必要…NHKデジ懇、与党改革論議けん制」(2006-02-17)で知ったが、「放送技術の開発を技研が中心となって担う現状に再考を促す政府・与党の改革論議」があるという。なお、技研とはNHK放送技術研究所のことである。過去の報道を調べてみると、「NHK技研の分離も」(デイリースポーツ、2006-02-09)が詳しく紹介しているように、竹中平蔵総務相の私的懇談会である通信・放送の在り方に関する懇談会(座長・松原聡さん)で、そのような議論が起きているという。冒頭の読売新聞の記事は、こうした流れを受けてのもので、デジタル時代のNHK懇談会の最近の会合での反発を紹介している。なにがよく、なにが悪いのか、簡単にわかるものでもないが、ここ数ヶ月から数年のスパンで巻き起こっているNHK批判とは区別した形で、慎重に議論が進んでほしい。

・「技研は今後も必要…NHKデジ懇、与党改革論議けん制」(読売新聞、2006-02-17)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060217ih21.htm
NHK放送技術研究所
http://www.nhk.or.jp/strl/
・「NHK技研の分離も」(デイリースポーツ、2006-02-09
http://www.daily.co.jp/newsflash/2006/02/09/204471.shtml
・通信・放送の在り方に関する懇談会
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/tsushin_hosou/
・松原聡さん
http://www5d.biglobe.ne.jp/~satoru-m/
・デジタル時代のNHK懇談会
http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/kondankai/minute.htm