国立女性教育会館、インターネットによる文献複写申込を開始

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国立女性教育会館がインターネットによる文献複写申込を開始した(2006-03-27)。同館の女性教育情報センターが所蔵する文献のコピーをインターネット経由で申し込める。女性関係については国内有数の蔵書を誇る同館だが、埼玉県比企郡嵐山町という首都圏からみても遠いという立地がかねてから大きなネックだった。それだけに今回のサービス開始は女性学の研究者らを中心にこれ以上ない朗報だろう。
サービスの利用にあたっては、事前に郵送による利用登録を行う必要があるが、利用登録を行えば個人・団体を問わず、誰でも利用できる。ところで、「文献複写Web申込サービス利用案内」のページに以下のような記述がある。

*所蔵資料は「文献情報データベース」で確認できますので、所蔵をご確認の上、お申込みください。
*「文献情報データベース」でお探しの文献が見つからない場合は、下記宛先まで別途ご相談ください。電話、FAX、E-mailで受け付けています。

2点目の記載を評価したい。データベースで探してください、と突き放してしまうのではなく、電話、FAX、E-mailを駆使して遠隔でのサービス提供を心がけている点にこそ、今回のサービス開始の意義があるだろう。

・インターネットによる文献複写申込を開始します(2006-03-20)
http://www.nwec.jp/news/page11.php
・文献複写Web申込サービス利用案内
http://winet.nwec.jp/copysrv/htm/information/
・文献情報データベース
http://winet.nwec.jp/opac/expart-query/
国立女性教育会館
http://www.nwec.jp/