2006-04-30(Sun): 個人ホームページを持つ最高齢研究者は?(4)

これまで3回、日誌でこの話題を続けてきた。前回、個人ホームページを持つ最高齢の研究者は鈴木成文さん(1927年生まれ、79歳)と記したが、中山研一の刑法学ブログを活発に記している中山研一さんも1927年生まれの79歳という。また、ご本人が直接書き込みをしてるわけではないようだが、激高老人のぶろぐを公開している作田啓一さんは1922年生まれの84歳。

作田啓一さん(1922年生まれ、84歳)
http://gekko.air-nifty.com/

鈴木成文さん(1927年生まれ、79歳)
http://www.s-suzuki.com/

中山研一さん(1927年生まれ、79歳)
http://knakayam.exblog.jp/

柳父章さん(1928年生まれ、78歳)
http://www.hcn.zaq.ne.jp/cacmk700/

富永健一さん(1931年生まれ、75歳)
http://members3.jcom.home.ne.jp/knch.tominaga/

みなさん、十分に業績を残してきた方々だが、なぜさらに個人サイトを公開するのだろうか。理由は中山研一さんがご自分のブログに記している次の言葉に言い表されているように思う。

最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。

加えて、自らのこれまでの仕事を研究者としての責任から残しておきたいという考えもあるだろう。いずれにせよ、大学を離れたからといって研究者としての生活が終わるわけではない。大多数の研究者はその後も研究活動を続けていくことだろう。むしろ、大学に職を得てから退職するまでの歳月と同じだけの歳月を、これからの研究生活に捧げることができるかもしれない。そう思えば、これまでの研究を振り返り、これからの研究を伝えていくうえで個人サイトは良い手段の一つだろう。この春に大学を退いた研究者の方々から一人でも多くが個人サイトに取り組むことを願いたい。


2005-10-16(Sun)の編集日誌「個人ホームページを持つ最高齢研究者は」
http://d.hatena.ne.jp/arg/20051031/1134797821
・2005-10-31(Mon)の編集日誌「個人ホームページを持つ最高齢研究者は(2)」
http://d.hatena.ne.jp/arg/20051217/1134797599
2005-12-21(Wed)の編集日誌「個人ホームページを持つ最高齢研究者は?(3)」
http://d.hatena.ne.jp/arg/20051223/1135313459