NPO法人連想出版、闘病記ライブラリーを公開

NPO法人連想出版が闘病記ライブラリーを公開した(2006-06-12)。サイトの副題に掲げられているように、「治療の体験記を病名から探せる」図書の検索システムといえるだろうか。その意義は、サイトの概要で詳しく語られている。

闘病記は、病を経験した患者や患者の家族、患者を支える人によって書きつづられた記録であり、通常の医療情報からは得がたい貴重な情報源となります。けれども、本の題名に病名が入っていない場合、何の疾患について書かれた本であるのかが判断つきにくい為、簡単に探すことができないという問題があります。そこで、闘病記ライブラリーは、「がん」「脳の病気」といった12の分類にわけ、病名から本を見つけることができるようにしています。

闘病記の選択は図書館員らによる研究グループ「健康情報棚プロジェクト」があたり、システム構築には連想検索システムの開発と普及にあたっている高野明彦さん(国立情報学研究所)を中心としたNPO法人連想出版があたっている。

・闘病記ライブラリー
http://toubyoki.info/
・「治療の体験記を病名から探せる「闘病記ライブラリー」を公開しました」(NPO法人連想出版、2006-06-12
http://rensou.info/information/
・サイトの概要
http://toubyoki.info/about/index.html#01
NPO法人連想出版
http://www.rensou.info/
・「闘病記700冊データベース化 ネットで無料検索」(朝日新聞2006-06-12
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200606110308.html
・「闘病記700冊、簡単に検索・国立情報学研と市民団体」(日本経済新聞2006-06-12
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060612AT1G1200Q12062006.html
・「闘病記専門700冊のブックガイドサイト」(ITmedia News、2006-06-12
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/12/news065.html
・高野明彦さん
http://research.nii.ac.jp/staff-list/members/TAKANO,_Akihiko-j.html