文部科学省、「大学における教育内容等の改革状況について」を公開

文部科学省が「大学における教育内容等の改革状況について」を公開した(2006-06-09)。学生による授業評価やファカルティ・ディベロップメント(FD)の導入が前回調査時の3年前よりも軒並み上昇している。たが、その一方で授業評価の結果を改善につなげる取り組みを行っている大学は40%程度にとどまっていることも明らかになっている。今回公開された報告のなかでも一部ふれられているが、今後は各大学での個別の取り組み事例を詳しく紹介するとともに、その結果を厳密に検証していく必要があるだろう。目的が異なるという批判は重々承知しつつも、特色GPや現代GP、あるいは21世紀COEと同様、教育活動の改善について文部科学省が十分な資金援助を行い、功罪を含めた報告を各大学にうながしていってほしい。

・「大学における教育内容等の改革状況について」(2006-06-06
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/06/06060504.htm
文部科学省
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