2006-06-14(Wed): 台湾・国家図書館を訪問

3泊4日の出張を終え、台湾から帰国。最終日はフライトまで自由時間があり、早起きして、蒋介石を記念した中正紀念堂と国家図書館を訪れた。
国家図書館は外国人でもパスポートを提示すれば簡単に入館できる。施設やサービスの利用案内はいずれも英語で書かれたものが用意されていた。それらの資料のなかでもっとも印象的だったのが、"Why must NCL users be at least 19?"という小さなリーフレットだ。このリーフレットでは"Position of the NCL"、"Research Requirement"、"Functions of the NCL"という3点を挙げて、国家図書館の利用を19歳以上に制限する理由を説明している。おそらく台湾でも年齢制限に対する反発があるのだろう。だが、一定のルールを定める必要もある。そのとき重要なことはルールを定める理由を示すことだ。"Why must NCL users be at least 19?"に込められた説明責任を果たそうとする意思に感心させられる。
なお、国家図書館については、国立国会図書館の『カレントアウェアネス』と『カレントアウェアネス-E』に関連記事がある。

国家図書館の訪問に際しては、佐野誠子さんのサイト「叡茶山房」にある「研究在台湾 - 台湾図書館案内」を参考にさせていただいた。記して、御礼申し上げたい。

中正紀念堂
http://www.cksmh.gov.tw/
・国家図書館(國家圖書館)
http://www.ncl.edu.tw/
・『カレントアウェアネス』と『カレントアウェアネス-E』の台湾関係記事
http://www.ndl.go.jp/jp/library/current/casearch/38/kiji038.html#038006
・叡茶山房(佐野誠子さん)
http://homepage2.nifty.com/zcz/
・叡茶山房blog版
http://zcz.cocolog-nifty.com/