国立国語学研究所、近代女性雑誌コーパスのページを公開

国立国語学研究所が「言語データベースとソフトウェア」で近代女性雑誌コーパスのページを公開した(2006-07-07)。近代女性雑誌コーパスは、明治・大正年間に発行された女性誌である「女学雑誌」(女学雑誌社)、「女学世界」(博文館)、「婦人倶楽部」(講談社)を素材にしたもので、約210万字で構成されている。今回公開されたページでは、この近代女性雑誌コーパスのCD-ROM版の入手方法を案内している。入手にあたっての利用条件は

『近代女性雑誌コーパス』の著作権は、独立行政法人国立国語研究所が保持する。
『近代女性雑誌コーパス』の全部または一部を、再配布してはならない。
『近代女性雑誌コーパス』を複製・改変することは、個人的な使用に限って許可する。
『近代女性雑誌コーパス』を引用する場合は、出典名を明記すること。
『近代女性雑誌コーパス』を使って二次的著作物(注2)を公開する場合は、事前に独立行政法人国立国語研究所知的財産権係に許可を得ること。
『近代女性雑誌コーパス』を利用することにより、直接的、間接的に生じたいかなる損害についても、独立行政法人国立国語研究所は、賠償する責任を負わない。
ここに定めのない事項については、独立行政法人国立国語研究所知的財産権担当と協議すること。

(注2)「二次的著作物」とは、著作物を翻案して創作する新たな著作物のことです。コーパスのデータを活用して論文を書く、辞書の用例に採用するなどの行為は、二次的著作物の作成には当たりません。

に限られており、基本的には研究者以外の入手希望を妨げるものではないようだ。そうであれば、うれしいことである。

・近代女性雑誌コーパスのページ
http://www.kokken.go.jp/lrc/index.php?%B6%E1%C2%E5%BD%F7%C0%AD%BB%A8%BB%EF%A5%B3%A1%BC%A5%D1%A5%B9
・「言語データベースとソフトウェア」
http://www.kokken.go.jp/lrc/
・国立国語学研究所
http://www.kokken.go.jp/