2006-09-28(Thu): 小泉内閣メールマガジンの今後

メールマガジンというサービスを世に知らしめた「小泉内閣メールマガジン」の最終号となる第250号が発行された(2006-09-21)。メールマガジン配信総数は約4億5千万通、読者からの意見・感想は約49万件にのぼったという。あらためて、これはすばらしい業績と思う。様々な批判はあるだろうが、前任の森喜朗政権のインターネット博覧会、小泉純一郎政権の小泉内閣メールマガジンと、ときの政権がインターネットの活用に前向きに取り組んできたことはもっと評価されていいのではないか。
ところで、次の安倍晋三政権では「小泉内閣メールマガジン」はどうなるのだろうか。「小泉内閣メールマガジン」はその名の通り小泉内閣メールマガジンであり、読者の多くもそれを前提にメールマガジンの配信を申し込んでいる。このことを考えれば、当然読者をそのまま自動的に安倍政権に引き継ぐことはできないだろう。とはいえ、せっかく収集したアドレスをみすみす破棄するのも得策ではない。次期政権に向けてメールマガジン編集部である内閣官房内閣広報室はどのように対処するのだろうか。
ということを気にしていたが、「小泉内閣メールマガジン」第250号に「「内閣広報室からのお知らせ」の配信」として以下のような記述があった。

 今後、メールマガジンに関して内閣広報室よりご連絡メールを配信させていただくことがあります。ご了承ください。
 次週9月28日(木)には皆さまの登録内容のご確認などについてメールを配信いたします。

そして、今日、「登録アドレスのお知らせ」として、内閣広報室から次のようなお知らせが届いた。

 小泉内閣メールマガジンのご愛読ありがとうございました。内閣広報室(メールマガジン編集部)は今後メールマガジンを配信する場合には、現在登録いただいている ********@******.or.jp に配信させていただきたいと考えています。

※登録を解除・変更される場合には、下記リンク先をご参考願います。
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0928a.html

というメールが来た。内容がいまひとつ要領を得ないが、どうやら「小泉内閣メールマガジン」の読者情報は内閣広報室に引き継がれ、次期政権下でも活用する方向らしい。センシティブな問題ではあるが、うまく情報の引継ぎを実施してほしい。