東京大学史料編纂所、鎌倉遺文フルテキストデータベースを公開

東京大学史料編纂所が鎌倉遺文フルテキストデータベースを公開した(2006-10-13)。「鎌倉遺文」は故・竹内理三さんが編纂した鎌倉時代研究の基本史料で、正編42巻、補遺編4巻からなる。今回電子化されたのは正編31巻までで、「鎌倉遺文」の本文に含まれる語句とその語が収録されている巻数やページ数などが表示される。残りの正編32巻以降と補遺編4巻は2007年1月までに公開される予定。
なお、利用にあたってはまず「東京大学史料編纂所データベース」のページに入り、利用するデータベースとして「鎌倉遺文フルテキストDB」を選択しなくてはいけない。せっかく優れたデータベースが多数あるにも関わらず、この構造のためデータベースに直接リンクして紹介できないことが多い。東京大学史料編纂所にはこの構造の見直しをお願いしたい。いち早くデータベースの開発に取り組んできた東京大学史料編纂所だが、ウェブでの発信における利便性や操作性の改善については無頓着すぎると思う。

東京大学史料編纂所データベース
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/
・鎌倉遺文フルテキストデータベース ヘルプ
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/ships_help/OSIDE/W11/top.html
東京大学史料編纂所
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html
・『鎌倉遺文』未収録文書目録データベース
http://www.littera.waseda.ac.jp/db/pub/kamakura2/
・鎌倉遺文研究会
http://www.f.waseda.jp/ebisawa/
・『鎌倉遺文』について(野村朋弘さん)
http://www.toride.com/~sansui/materials/kamai00.html