吉井秀夫さん、「植民地朝鮮における考古学的調査を考える」のページを公開

吉井秀夫さんが「植民地朝鮮における考古学的調査を考える」のページを公開した(2006-09-01)。「このページの開室にあたって」に詳しく述べられているが、朝鮮考古学の学史を扱う上で、「基本的な事実関係を知るための資料の把握・検索さえ、決して容易ではないという事実」に対し、「これまで集めてきた資料の整理」から手をつける試み。現時点では、2003年度から2005年度まで「植民地朝鮮における考古学的調査の再検討」として科学研究費補助金を受けた研究の成果報告書の一部を公開している。
今後は植民地朝鮮での考古学関連記事の集成や現地調査の結果の公開が予定されているようだ。あくまで「気分次第、時間次第」との但し書きが附されているが、研究者が個人サイトに取り組む際の正しい姿勢の一つと思う。個人サイトの活動は誰かに強制されるものではない。吉井さんに限らず、個人サイトをつくる方一人ひとりが自分のペースで進めていってほしい。吉井さんは「どうぞ気長におつきあいください」と述べているが、過去の遺跡が長い年月をかけて徐々に姿を現すのを静かに待つのと同じスタンスで今後を楽しみにしておきたい。

・植民地朝鮮における考古学的調査を考える
http://hb3.seikyou.ne.jp/home/Hideo.Yoshii/colonial/colonialtop.html
・吉井秀夫のホームページ
http://hb3.seikyou.ne.jp/home/Hideo.Yoshii/