2006-12-14(Thu): 広がる大学出版の世界

富山大学出版会ができていたらしい。前々から増えてはいたが、国立大学法人への移行が出版部門の設立を後押ししているようだ。大学が出版部門を持つことは、教科書の安価な提供や研究成果の確実な公刊、ひいては経営基盤の多角化・安定化につながることだろう。だが、インターネットの普及によって数年前までとは大きく事情が変わっている。機関リポジトリやオープン・コースウェア(OCW)が広がりをみせる中、大学出版にはどのような役割を考えられるだろうか。
大学出版部協会によれば、2006年4月時点で「国・公立大学7校、私立大学4校の全国11の大学から大学出版部設立の可能性・方法論に関する問い合わせが寄せられている」という。

富山大学出版会
http://www.toyama-up.com/
・「新設大学出版部の動向」(協会ニュース、2006年4月)
http://www.ajup-net.com/top/news0604.shtml#01
・大学出版部協会
http://www.ajup-net.com/