2006-12-28(Thu): うれしい知らせ −国際交流基金ブログの理事長表彰「イメージアップ賞」受賞

年の瀬にうれしいニュースが一つ。年内最後の発行となる第265号に「「地球を、開けよう。」ブログをめぐる冒険 −JFブログチームの一年間」を掲載したが、その「地球を、開けよう。」ブログが同基金の理事長特別表彰で、イメージアップ賞を受賞したという。「地球を、開けよう。」ブログでも早速紹介されている。
地球を、開けよう。」ブログでは「内部的なものにすぎない」という謙遜の言葉が述べられているが、そのようなことはない。「地球を、開けよう。」ブログに限っていえば、内部での表彰だからといって価値が損なわれるものではない。また多数の職員が様々な事業に取り組んでいる同基金ほどの大組織であれば、内部の賞の獲得も容易なことではないだろう。
さて、今回の表彰が象徴的だが、国際交流基金の「地球を、開けよう。」ブログが現時点で成功しているのは、組織の上長や幹部の理解と懐の深さに依るところが大きいと思える。営利を目的としない公的機関にはインターネットを活用する動機付けが弱いことが多くある。そのような機関では、インターネットの活用に保守的になりがちなうえ、発信することを義務としてとらえることができないばかりか、発信する努力すら否定してしまう。その結果、組織としての存在意義や存続理由を満足に説明できない状態に陥っているところも少なくない。これに対し、国際交流基金のように組織としてインターネット活用の位置づけがなされており、それを組織全体で徹底されていることはまだまだ稀な事例ではないだろうか。

・「最後の最後に?!」(「地球を、開けよう。」ブログ、2006-12-28)
http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20061228