香川大学附属図書館、貴重資料デジタル・アーカイブを公開
香川大学附属図書館が貴重資料デジタル・アーカイブを公開した(2007-02-06)。同図書館神原文庫に所蔵する「古筆手鑑」「菩薩面」「伊路波」「嵐無常物語」下巻の画像が電子化されている。このうち「伊路波」は15世紀の朝鮮で用いられた日本語学習教材で唯一同図書館に現存する貴重なものという。また、「嵐無常物語」下巻は、実在の歌舞伎役者・嵐三郎四郎を描いた井原西鶴の小説で、天理大学附属天理図書館に現存する上巻と対になっている。残念ながら天理大学附属天理図書館が所蔵する上巻は電子化されていない。上巻が電子化された際には、文献の所在地に関わらずモニター越しに上下巻をでき、デジタルライブラリーとインターネットの醍醐味を味わえることだろう。
なお、香川大学附属図書館は2006年11月13日に所蔵「神原文庫」貴重資料高精細デジタルアーカイブとして、「長崎市中地割繪圖」を公開しており、今回のコンテンツ追加で貴重資料デジタル・アーカイブを完成させたようだ。
・貴重資料デジタル・アーカイブ
http://www.lib.kagawa-u.ac.jp/www/kicho/kicho.html
・香川大学附属図書館
http://www.lib.kagawa-u.ac.jp/
・「香川大学附属図書館、所蔵「神原文庫」貴重資料高精細デジタルアーカイブを公開」(新着・新発見リソース、2006-12-10)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20061210/1165716968