NTTレゾナントと慶應義塾大学、「大学の講義の公開」に関する調査結果を公開
NTTレゾナントと慶應義塾大学が「大学の講義の公開」に関する調査結果を公開した(2007-02-08)。調査はNTTレゾナントが運営するgooリサーチを使って、2006年12月13日から12月19日にかけて行われ、1050名の有効回答者を得ている。調査はオープンコースウェア(OCW)を前提にインターネットによる大学の講義公開について尋ねる内容となっている。調査結果をまとめた「gooリサーチ結果」147では「調査結果のポイント」として、
- 講義内容公開の取り組みについて、約8割が肯定的な評価
- 大学の講義内容を見られるWebサイトを利用したいと回答した人は全体の8割以上
- 受講目的は「趣味や教養のため」という意見が7割
- インターネット時代でも「講義ノート」が依然として人気
- 「国公立、私立を問わずできるだけ多くの大学」の公開を要望
を挙げている。しかし、これらの項目より「以下の大学がネット上で講義を公開していることをご存知ですか」という設問に対して、「知らなかった」が81.24%だったことのほうが重要だろう。認知率がこれほど低いと、上記のような肯定的評価も文字通りには受け取れない。なお、申し込み手続きが必要だが、調査結果の単純集計が無料で提供されている。
・「大学の講義の公開」に関する調査結果(「gooリサーチ結果」147)
http://research.goo.ne.jp/Result/000422/
・「大学の講義公開」に関する調査協力【PDF】
http://www.keio.ac.jp/pressrelease/070208.pdf