国立国会図書館、平成18年度遠隔利用者アンケートの調査結果を公開

国立国会図書館が平成18年度遠隔利用者アンケートの調査結果を公開した(2007-02-20)。遠隔利用者とは電子図書館サービスや郵送複写サービスなど、インターネット経由でのサービス利用者を指し、2年おきに実施されている。おそらく今回の結果発表にあわせてと思われるが、「遠隔利用者アンケート調査を活用した業務改善の取組み」が公開されている。ここでは2年前、3年前に実施した平成16年度調査や平成15年度調査の時点と比較しての満足度・改善要望度の改善状況が詳しく述べられており、国立国会図書館がアンケート結果を参考にした改善に取り組んできたこと、そして利用者がその取り組みに一定の満足を示していることがうかがえる。このような経年的な視点については、以前次のように述べたことがある。

2006年度版の調査結果を公開したことで、2年前に行った利用者アンケート調査との結果比較ができるはずだ。2年の間で利用者の回答にどのような変化があったのか、ぜひまとめて公開してほしい。

今回の調査結果の公開はこうした期待に応えるものであり、改善に対する国立国会図書館の真摯な姿勢が感じられるのではないだろか。

国立国会図書館における利用者アンケート調査
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete.html
・遠隔利用者アンケート調査を活用した業務改善の取組み(H15〜H18)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete2006_02.html
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/
・「国立国会図書館、平成16年度遠隔利用者アンケート調査を実施」(新着・新発見リソース、2004-09-19)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20040919/1136273132
・「国立国会図書館、「平成16年度利用者アンケート調査結果」を公開」(新着・新発見リソース、2005-03-13)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20050313/1134801533
・「国立国会図書館、平成17年度利用者アンケート調査結果を公開」(新着・新発見リソース、2006-02-26)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060226/1140899164
・「国立国会図書館、利用者アンケート調査を開始」(新着・新発見リソース、2006-08-07
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060807/1154879886