2007-04-01(Sun): 国立国会図書館、「新編靖国神社問題資料集」を2007年5月上旬に公開予定

国立国会図書館靖国神社に関する非公開資料をまとめた「新編靖国神社問題資料集」を国会に提出し、その内容が新聞各紙で話題になっている。

・「戦犯合祀で国の関与示す資料=靖国問題国会図書館が刊行」(時事通信社、2007-03-28)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007032800988
・「国と靖国神社が一体で合祀進める 内部資料明らかに」(朝日新聞、2007-03-28)
http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200703280359.html
・「A級戦犯合祀、厚生省と靖国神社が69年に確認」(日本経済新聞、2007-03-28)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070328AT1G2804A28032007.html
・「A級合祀、昭和44年提示 靖国神社、厚生省と綿密協議」(産経新聞、2007-03-29)
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070329/wdi070329000.htm

内容に関する議論をここでする気はなく、気になるのは時事通信等の報道にある

資料集は約1200ページに及び、1800部を作成したが、一般販売はせず、5月の連休をめどに閲覧を始め、同図書館のホームページ(HP)にも公開する。

という点。きわめてセンシティブな話題ではあるが、国立国会図書館国立図書館であるのと同時に、議会図書館であることを広くアピールする機会になるだろう。

なお、国立国会図書館のサイトでは、まだこの話題に関する言及がない。ニュースを読んで国立国会図書館のサイトにアクセスする人も多いことだろう。資料の公開予定に関するコメントや関連する資料(たとえば、1976年にまとめられた「靖国神社問題資料集」)を紹介しておくとよいのではないか。