果樹研究所、リンゴ害虫生態画像データベースを公開

農業・食品産業技術総合研究機構の果樹研究所がリンゴ害虫生態画像データベースを公開した(2007-04-06)。日本で発生するリンゴの害虫の形態、生態、そして画像をまとめている。このデータベースの目的は、

リンゴの害虫画像を網羅することで、リンゴ園で発生した害虫をすぐに同定し、適切な防除に役立てること

という。ただ、この目的はよくわかるものの、学名や和名のリストからしかデータを参照できない現状では、この目的は果たされない。害虫が被害を与えるリンゴの部位や幼虫や成虫といった害虫の形態、発生する時期や地域から検索できるようにならないだろうか。より理想をいえば、発生した害虫を携帯電話で撮影しメールで送信すると、どの害虫かを判定してくれるというところまで実現されれば、農業に大いに役立つことだろう。

・リンゴ害虫生態画像データベース
http://www.fruit.affrc.go.jp/kajunoheya/apdb/
・果樹研究所
http://www.fruit.affrc.go.jp/
農業・食品産業技術総合研究機構
http://www.naro.affrc.go.jp/