内閣府、「効果的な理解増進事業の実施のための手法開発に関する調査」の成果を公開
内閣府科学技術政策・イノベーション担当が「効果的な理解増進事業の実施のための手法開発に関する調査」の成果を公開した(2007-07-05)。報告書に添えられた「活動の手引き」に「Webサイトでの情報発信」という項目が立てられ、科学技術理解増進活動の手法としてのインターネット利用法が詳しく述べられている。具体的な事例を挙げながら、
- サイト内のナビゲーション(見やすさ、情報の探しやすさ)を工夫
- ターゲット別の入口を設置
- 利用者の自然な感覚に配慮したサイト設計
- ユニークなコンテンツによるアクセス向上
- エンターテインメント性が高いコンテンツを提供
- 分野に関する包括的なポータル/データベース機能を提供
- モバイルコンテンツを提供
- 小まめなアプローチによるアクセス向上
- 最新情報をコンスタントに届ける
といったポイントが整理されていてわかりやすい。また、末尾に附された10項目からなるチェックポイントもなかなか有用だろう。
- Web サイトのターゲット(対象)は明確ですか。
- Web サイトで扱うテーマ・内容は、ターゲット層の関心・ニーズに合っていますか。
- サイトには、わざわざ訪問するに足るだけの工夫・魅力が施されていますか。
- 読みやすいレイアウトになっていますか。
- 情報が探しやすく整理されていますか。また、検索機能は整備されていますか。
- 情報は定期的に更新されていますか。
- ニュース性のある情報はすぐに掲載されていますか。
- メールマガジンなどを活用して、ターゲット層に小まめにアプローチしていますか。
- サイト閲覧者との対話機会・手段が確保されていますか。
- Webサイトに対する評価を行い、改善に役立てていますか。
・H18年度科学技術振興調整費「効果的な理解増進事業の実施のための手法開発に関する調査」成果報告
http://www8.cao.go.jp/cstp/s&tsonota/rikaizoushin/rikai.html
・内閣府科学技術政策・イノベーション担当
http://www8.cao.go.jp/cstp/s&tmain.html