大谷栄一さん、大谷栄一の研究室 on webを公開

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宗教社会学者の大谷栄一さんが個人サイト「大谷栄一の研究室 on web」を公開した(2007-08-09)。大谷さんは長らくブログを公開してきているが、サイトの開設は初めてという。大谷さんはブログで、

HPを開設してから、blogを立ち上げるのが普通かと思うのですが、逆行していますね。

・「HPを開設(今更ですが)」(大谷栄一の研究室@blog、2007-08-18)
http://eichi-o.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/hp_1a5a.html

と述べているが、今後はむしろブログからスタートし、その後サイトを始めるというほうが一般化するのではないだろうか。情報のフローに強いブログでまず研究の過程を発信し始め、次いで情報のストックに強いサイトに行きつくのはむしろ自然な流れのように思える。

すでにサイトでは、大学での講義・演習のシラバスが公開されている。サイト上で公開されているシラバスもあるが、特に感心したのは、

という箇所だ。すべて日本大学文理学部シラバスの当該ページにリンクしている。小著『これからホームページをつくる研究者のため』でも記したが、すべてを自らの手でつくりあげる必要はない。大谷さんのように他のサイトを有効に活用することは、個人サイトを無理なく続けていく上で欠かせないことだ。そのことに気づき実践している大谷さんに感心してしまう。

大谷さんはブログの最後をこう締めくくっている。

Blog、HPともに充実したものにしていきたいと思います

・「HPを開設(今更ですが)」(大谷栄一の研究室@blog、2007-08-18)
http://eichi-o.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/hp_1a5a.html

この言葉がうれしい。ぜひ大谷さんの研究の過程と成果を伝えるサイトにしていってほしい。

・大谷栄一の研究室 on web
http://eichi26.googlepages.com/
・大谷栄一の研究室@blog
http://eichi-o.cocolog-nifty.com/blog/
日本大学文理学部シラバス
http://syllabus.chs.nihon-u.ac.jp/
・『これからホームページをつくる研究者のために−ウェブから学術情報を発信する実践ガイド』(岡本真著、築地書館、2006年、2940円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/480671335X/arg-22/