2007-08-27(Mon): 『学術情報流通とオープンアクセス』(倉田敬子著、勁草書房、2007年、2730円)刊行

学術情報流通とオープンアクセス

倉田敬子さんの新著『学術情報流通とオープンアクセス』(勁草書房、2007年、2730円)が刊行された。目次を紹介しておこう。

はしがき
第I部 学術コミュニケーションとは
第1章 情報メディアから見る学術コミュニケーション
 1.1 学術コミュニケーションと電子化
 1.2 研究領域としての学術コミュニケーション
 1.3 情報メディアとは何か
 1.4 本書の構成
第2章 学術情報の特性と学術情報流通モデル
 2.1 学術情報の特性
 2.2 学術情報流通の古典的モデル
 2.3 電子環境下における学術情報流通モデル:学術情報流通の変容
 2.4 本書の立場
第II部 印刷物による学術コミュニケーション
第3章 学術雑誌
 3.1 学術雑誌とは
 3.2 学術雑誌の社会的機能と制度
 3.3 学術雑誌の物理的・技術的特性と流通体制
 3.4 印刷版学術雑誌とは
第4章 学術論文の機能と構成
 4.1 学術論文とは何か
 4.2 学術論文の構成
 4.3 学術論文の変遷
第III部 学術情報流通の変容
第5章 電子ジャーナル
 5.1 電子ジャーナルとは何か
 5.2 電子ジャーナルの刊行状況
 5.3 電子ジャーナルの提供プロセス
 5.4 電子ジャーナル・アーカイブ
 5.5 印刷版学術雑誌から電子ジャーナルへ
第6章 オープンアクセスとは何か
 6.1 学術コミュニケーションにおけるオープンアクセス運動
 6.2 オープンアクセス雑誌
 6.3 セルフアーカイビング
 6.4 イープリント・アーカイブ(e-print archive)
 6.5 政府主導の分野別アーカイブ:NIHとPubMed Central
 6.6 機関リポジトリ
 6.7 学術コミュニケーションの変容
索引

倉田敬子さんには編著として、

・『電子メディアは研究を変えるのか』(倉田敬子編著、勁草書房、2000年、3360円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4326000260/arg-22/

があるが、今回刊行された

・『学術情報流通とオープンアクセス』(倉田敬子著、勁草書房、2007年、2730円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4326000325/arg-22/

は初の単著となる。これは必読であり、大学図書館・研究図書館では最低限1冊は所蔵すべきだろう。