2007-09-09(Sun): ささいだけど大切なこと−英語版のアイコンをめぐって

・「大学の情報教育はどこまで責任を負えるのか」(編集日誌、2007-09-08)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070909/1189347443

で取り上げた埼玉大学だが、サイトに気になるところがある。

埼玉大学
http://www.saitama-u.ac.jp/

ページの上部にある英語版サイトへのリンクに星条旗のアイコンがついている。一見わかりやすい気もするが、デザインとしては案外わかりにくいのではないかという素朴な疑問と、学問の府として英語=アメリカ国旗というデザインでいいのかという真面目な疑念が湧く。埼玉大学にはイギリス近現代社会史、イギリス文学、イギリス土地制度史が専門の教員もいるようだが、疑問の声が上がらないのだろうか。たかが、大学サイトのアイコン一つに過ぎないかもしれない。だが、言語と国家は異なるものであるという認識を育てることは、

・英語スキル教育プログラム−ユニークな英語教育
http://www.saitama-u.ac.jp/education/feature/english.html
http://www.saitama-u.ac.jp/ceed/newenglish.htm

で誇らしげに記されている学生のTOEICのスコアを向上させることより、はるかに重要と思う。

ちなみに似たようなケースが学会サイトでもある。

・政治思想学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jcspt/

では、英語版へのリンクにはユニオンジャックを、日本語版へのリンクには日の丸を用いている。これも政治思想を扱う学会として会の内部で疑問視する声が上がらないのだろうか。