2007-09-15(Sat): 『コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンス』(兼宗進監訳、イーテキスト研究所、2007年、1575円)

コンピュータを使わない情報教育アンプラグドコンピュータサイエンス

兼宗進さんが監訳した

・『コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンス』(兼宗進監訳、正田良、鎌田敏之、紅林秀治翻訳、イーテキスト研究所、2007年、1575円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/490401300X/arg-22/

が刊行された。小中高校や大学で情報教育に関わる教員や図書館員にはぜひ読んでほしい。各地で様々な情報教育が実践されているが、この本を抑えていなくては手落ちというべきだろう。残念ながら、

・所蔵図書館マップ - コンピュータを使わない情報教育アンプラグドコンピュータサイエンス
http://myrmecoleon.sytes.net/map/?isbn=490401300X

によれば、大学図書館で本書をすでに所蔵しているのは室蘭工業大学附属図書館、一橋大学附属図書館一橋大学附属図書館、大阪工業大学図書館枚方分館の3館に限られている。図書館が情報教育に一役買うケースも多いはず。ぜひ書架に一冊は配置しておいてほしい。

なお、本書の翻訳過程については、

・兼宗進、 正田良、 紅林秀治、鎌田敏之、井戸坂幸男、保福やよい、久野靖「コンピュータを使わない情報科学教育−Computer Science Unplugged の翻訳と実践」(情報教育シンポジウム(SSS2007)、2007)【PDF】
http://kanemune.eplang.jp/data/sss07unplugged.pdf

に詳しい。

・「アンプラグドが刊行されました」(カメ太の日記、2007-07-26)
http://kanemune.nowa.jp/entry/2b080deaf6
・兼宗研究室
http://kanemune.eplang.jp/

ところで、兼宗さんが

・お勧めの本
http://kanemune.eplang.jp/index.php?%A4%AA%B4%AB%A4%E1%A4%CE%CB%DC

で紹介している

アカデミック・プレゼンテーション

・『アカデミック・プレゼンテーション』(D.E.ウォルターズ・G.C.ウォルターズ著、朝倉書店、2003年、2730円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4254101880/arg-22/

は非常に名著。2年前の編集日誌でこう紹介している。

原題は、「Scientists Must Speak: Bringing Presentations to Life」。特に邦題からは勘違いされてしまいそうだが、広く一般的に有用な内容。

2005-06-20の編集日誌
http://d.hatena.ne.jp/arg/20050626/1134799808

こちらもぜひ多くの人に読んでほしい。私も講義・講演の前に読み返すことが多く、その都度初心に帰らされる。