2007-10-24(Wed): 国立公文書館が自館に関する国会質疑を掲載している

行く末が論議されている独立行政法人の一つである国立公文書館が自館に関する国会質疑を掲載している。

公文書館関連の国会質疑等(10月16日現在)
http://www.archives.go.jp/news/20071023135921.html
国立公文書館
http://www.archives.go.jp/

掲載されているのは、10月3日(水)の衆議院本会議での長妻昭議員の質問と、10月16日(火)の参議院予算委員会での浜四津敏子議員の質問。答弁はいずれも福田康夫内閣総理大臣

よりいっそうの合理化圧力にさらされている国立公文書館にとっては、

・歴史資料として重要な公文書等の適切な保存・利用等のための研究会
http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/kenkyukai/
・公文書等の適切な管理、保存及び利用に関する懇談会
http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/index_k.html
内閣府 - 公文書館制度
http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/

を主導した福田康夫さんが首相に就任したことは朗報だろう。ともあれ、存続が論議されている組織が自らに関する論議について情報を発信するのは良いことだ。組織としての性格上、難しいことなのかもしれないが、ぜひ国立公文書館の内部からの声も聞きたいものだ。

なお、公文書制度については、

・古賀崇「国の記録をどう活かすか:「歴史資料として重要な公文書等の適切な保存・利用等のための研究会」の活動に寄せて」(第170号、2003-09-15)
http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/170.html

がある。

・「予算委員会で質問」(2007-10-16)
http://www.komei.or.jp/giin/hamayotsu_toshiko/activity/act_11271.shtml
・「福田総理に代表質問」(2007-10-13)
http://www.naga.tv/071003.htm

・「参議院予算委員会での福田首相の答弁」(Daily Searchivist、2007-10-19)
http://d.hatena.ne.jp/searchivist/20071019#p1
・「福田首相国立公文書館を視察=法整備の重要性強調」(Daily Searchivist、2007-10-21)
http://d.hatena.ne.jp/searchivist/20071021#p1
・「冷静な独法論議を望みたい」(編集日誌、2007-09-28)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071002/1191284185