二村一夫著作集、公開10周年(2007-09-25)

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二村一夫さんが公開しているサイト「二村一夫著作集」が公開10周年を迎えた(2007-09-25)。編集雑記「刊行開始10周年」では、これを機に「英文論稿の充実を図る」と新たな決意が示されている。また、この1年は2000年に連載を開始し2005年に完結した「高野房太郎とその時代」を書籍にする作業にも取り組んでいるという。オンラインで著作集を刊行する中でまるまる一冊分の文章を書き下ろし、それが今度は書籍になるという展開は、二村一夫著作集の公開当初は想像もしなかったことだ。「高野房太郎とその時代」の「まえがき」で二村さん自身が書いているが、「高野房太郎とその時代」の執筆動機の一つに、本誌に掲載した赤間道夫さんの論考「知的産物の客観作業の冒険−『二村一夫著作集』が意味するもの」(本誌第037号、1999-08-05)があるだけに、なんともうれしいニュースである。

・二村一夫著作集
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/
・「刊行開始10周年」(二村一夫著作集、2007-09-25)
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/diary16.html#10years
赤間道夫「知的産物の客観作業の冒険−『二村一夫著作集』が意味するもの」(本誌第037号、1999-08-05)
http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/037.html
・「高野房太郎とその時代」
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/tfcontents.html
・「高野房太郎とその時代」まえがき
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/takanoden00.html