2007-12-20(Thu): 機関リポジトリの愛称

京都大学学術情報リポジトリの愛称が募集されている。

京都大学学術情報リポジトリの愛称を募集中!
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/koubo/
京都大学学術情報リポジトリ
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/
京都大学附属図書館
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/

応募は2008年1月4日必着。ただし、応募資格は、

京都大学の大学院生、学部学生、教職員など、京都大学の図書館の利用資格をお持ちの方。
※ ただし、卒業生・放送大学学生等の学外の方は対象外とさせていただきます。

と限られているので注意。この応募資格の制限は解せないのだが、「広く学内外に公開する」「誰もが無料で読める」ことを謳う機関リポジトリであるのに、なぜ学内者に限ってしまうのだろう。少しでも学外に対して機関リポジトリをアピールする機会になるのに惜しいことだ。

さて、この手のシステムに愛称をつけることにはあまり肯定的ではないのだが、愛称をつける際にはどのような効果が見込まれているのだろう。

・「OPACの愛称」(編集日誌、2006-12-25)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20061226/1167088833

昨年の編集日誌にも書いたが、すでにOPACという言葉があるものに愛称をつけても普及しないのではないだろうか。そういえば、1年前の募集し、今年のはじめに決定したOPACの愛称「KULINE」は普及したのだろうか。

京都大学 - 検索
http://www.kyoto-u.ac.jp/top2/15-top.htm

で、「kyoto-u.ac.jp」内を「KULINE」で検索してみると、ヒットするのは図書館関係のサイトばかりだが……。

それはそれとして、機関リポジトリに愛称をつけることも正直疑問なのだが、

京都大学学術情報リポジトリの愛称を募集中!
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/koubo/

には、他の機関リポジトリの愛称がまとまっていて役に立つ。

しかし、こうやって一覧してみると、どの愛称も内輪受けにとどまっているように思えてしまう。愛称を推進している方々には、たとえば検索エンジンでその愛称をカタカナで検索してみることをお勧めしたい。