2008-03-05(Wed): プロジェクトブログを書く理由−こちら「日本語でケアナビ」開発室

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国際交流基金のブログ「こちら「日本語でケアナビ」開発室」で連載されている「ブログの目指すもの」がすばらしい。特に

・「ブログの目指すもの(3)」(こちら「日本語でケアナビ」開発室、2008-03-05)
http://nihongodecarenavi.net/blog/riron/blog03.html

は読ませる。感銘を受けた個所を引いておこう。

なぜ、それを書き残さなければならないのか。
それは、自分の体験を振り返るためです。
そして、その場での体験をそこにいなかった人々と共有するためです。

このような仕事をするために、どんなことをした
その結果こうなった、そこには失敗もあった
その失敗を修正するために、こんな方法をとった
そのときこう思った、感じた
ということを知ることです。

なぜ、「日本語でケアナビ」チームはブログを書くのか
それは、ブログを書くことが実践現場を記述することだからです。記述した経験を自分で、Rm.19内で振り返り、さらにRm.19の外の人々とも共有したいからです。そして、それは明日につながるためのもう一つの「事業評価」だと考えるからです。

いずれも様々な経験を踏まえてきた方々だからこその名言と思う。関連する他の記事も読んでほしい。

・「ブログの目指すもの(1)」(こちら「日本語でケアナビ」開発室、2008-03-03)
http://nihongodecarenavi.net/blog/riron/blog01.html
・「ブログの目指すもの(2)」(こちら「日本語でケアナビ」開発室、2008-03-04)
http://nihongodecarenavi.net/blog/riron/blog02.html
・「ブログの目指すもの(3)」(こちら「日本語でケアナビ」開発室、2008-03-05)
http://nihongodecarenavi.net/blog/riron/blog03.html

これらの記事にあるブログ開設に至る経緯を考えればやむをえないが、あえて欲をいえば、ブログが「日本語でケアナビ」の公開後に始まったことが惜しい。公開後の少し整理された言葉も役に立つが、開発途上でリアルタイムに発された言葉にも珠玉のなにかがあったろうと思う。

ところで、経験の共有対象として想定されている「その場での体験をそこにいなかった人々」「Rm.19の外の人々」をどれくらいまで広げて考えているのかは、ぜひ知りたいところだ。こういうときのためにも、ブログ「こちら「日本語でケアナビ」開発室」がトラックバックを受け付けてくれるとうれしいのだが……。

・「国際交流基金、ブログ「こちら『日本語でケアナビ』開発室」を公開」(新着・新発見リソース、2007-10-29)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071029/1193587749
・「国際交流基金、「日本語でケアナビ」を公開」(新着・新発見リソース、2007-07-23)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070723/1185124403