2008-04-07(Mon): 声にしても何も変わらないかもしれないが、声にしなければ何も変わらない

少しでも情報を集めようと、過去に作成した文献リストをRefWorksに移しつつ、CiNiiで「Library2.0」に関する日本語の文献を調査しているのだけど…。
びっくりしたことに、思っていたよりも結構出てきた。
ノイズもあるだろうけど、タイトルを見る限りでも10件程度はある*1。

*:半年前にこのキーワードで検索したときには、村上氏のこの論文と、岡本氏の論文、林氏と宮坂氏のこの論文ぐらいしかなかったと思う

・「ちょっとびっくりしたLibrary2.0」(Sweet Candy はてなダイアリー版、2008-03-15)
http://d.hatena.ne.jp/haruka-izumi/20080315/1205531221

・「Web2.0時代の図書館−Blog, RSS, SNS, CGM」(『情報の科学と技術』56-11、情報科学技術協会、2006-11-01)
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004857462/

にふれていただいている。

私も同じような感慨は持つ。「Web2.0」に触発され「Library2.0」を訴える文献が実に増えたものだ。「Library2.0」も「Web2.0」も一種のキャッチフレーズかもしれないが、やはりあのとき言葉にしてみてよかったと思う。

ここであらためて思うのは、「ミネルヴァの梟は黄昏に飛び立つ」ということ。大学で政治思想史を学んでいた頃、「ミネルヴァの梟は黄昏に飛び立つ」というヘーゲルの言葉をマルクスがどのように読み解いたのか、丸山眞男の著作を通じてうっすらとわかった気分になったことがある。当時、恩師にトータルな認識こそが変革への第一歩につながるのではないか、という趣旨の教えを受けたことを思い出す。声にすること、その前提としてトータルに認識すること。トータルに認識したことを声にすること。やはり、それが変化への第一歩なのかもしれない。

らしからぬことを書いたのは、

・「SBMを応用したパスファインダー、稼動します」(愚智提衡而立治之至也、2008-03-29)
http://jurosodoh.cocolog-nifty.com/memorandum/2008/03/post_5715.html

を読んだから。

自分の言葉がC.G.W.さんが長年温めてきた思いを具体的な形にする後押しとなったのならうれしい。そして、

・「C.G.W.さんのSBMパスファインダー、無事稼働!」(図書館情報学を学ぶ、2008-03-30)
http://d.hatena.ne.jp/kunimiya/20080330/p1
・「「SBMによるパスファインダー」計画まとめ」(図書館情報学を学ぶ、2008-02-17)
http://d.hatena.ne.jp/kunimiya/20080217/p2

のような暖かい見守りをみることもまたうれしい。

ともあれ、声にしても何も変わらないかもしれないが、声にしなければ何も変わらない、ということをあらためて感じ入った次第。