2008-06-21(Sat): 小樽訪問記3日目−小樽商科大学を散策

夕方に時間をつくって、小樽商科大学の附属図書館を訪問。

小樽商科大学附属図書館
http://www.otaru-uc.ac.jp/htosyo1/
小樽商科大学
http://www.otaru-uc.ac.jp/

大学のキャンパスは港を臨む高台にあり最高の眺め。大学までの坂道はかなりの勾配で、その名も地獄坂というらしい。この坂の名前の由来がすごい。

開校当初は教授、学生の住む家もなく、教授陣は直行寺(じきぎょうじ)で合宿し、学生は雨天体操場を仮寄宿舎として生活し始めました。全国から集まった一期生72人は、冬は深い雪の中を泳ぐように、そして夏は暑さに汗をかきながら、坂を上って通学しました。こうして学生を苦しめた坂は、開校当初から地獄坂と呼ばれるようになったといいます。

・おたる坂まち散歩 - 地獄坂と小樽商科大学
http://www.city.otaru.hokkaido.jp/soumu/koho/sakamati/1506.htm

さて、小樽商科大学を訪れた理由の一つが、以前

・「探索:大学図書館の銘(2)」(編集日誌、2008-01-02)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080104/1199375615

で調べた銘を見るためだ。

写真のように(メルマガ版でお読みの方はURLをクリック)、入口の左側に「ARS LONGA」、右側に「VITA BREVIS」と刻まれている。この目でみれて満足。

その後、学内の片隅にある緑丘戦没者慰霊碑を詣でる。

2011年に創立100年を迎える小樽商科大学である。当然、戦時中に多数の戦死者を出しているのだろう。

・緑丘会・小樽商科大学後援会 - 戦没者記念塔事業
http://www.ryokyu-web.net/xoops/modules/support3/index.php?id=15

によれば、その数347名という。痛ましいというほかない。

さて、上記のページには、「尚、国立大学構内に造られた戦没者を祀る施設としては、全国で第一番目のものであります」とある。他大学でこのような施設を持っているところはどこがあるのだろう。検索講習のお題によいかもしれない。

なお、戦中と戦後の間もない頃に学生だった方々の文章が次のサイトで公開されている。

・あの頃、みんな若かった
http://www.geocities.jp/sappkitamura/

今回は空き時間を使っての訪問だったため、食堂も閉まっておりつい数日前に始まった商大ラーメンも食べられなかったのが残念。

・「商大くんストラップを販売開始、食堂で商大ラーメンを提供開始しました」(小樽商科大学、2008-06-18)
http://www.otaru-uc.ac.jp/hsyomu1/kouhou/goods080618.html
・「大学会館1階の食堂の新メニュー「商大ラーメン」を食べてきたよ!」(商大くんがいく!、2008-06-19)
http://d.hatena.ne.jp/shoudai-kun/20080619/1213832785