2008-07-14(Mon): 佐々木俊尚著『インフォコモンズ』と宮田加久子ほか著『オンライン化する日常生活』
ARGカフェの話題を続けたい気持ちもあるのだが、まず先に重要な新刊の紹介をしておきたい。
・佐々木俊尚著『インフォコモンズ』(講談社、2008年、1365円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062820927/arg-22/
先日の日本社会心理学会シンポジウムでご一緒した佐々木俊尚さんの新著が出ている。
・「日本社会心理学会シンポジウムで話題提供」(編集日誌、2008-07-05)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080707/1215358835
・「日本社会心理学会シンポジウムで話題提供(2)」(編集日誌、2008-07-07)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080708/1215468036
シンポジウムの際に佐々木さんから刊行予定をうかがっていたので、刊行を心待ちにしていた一冊。目次は以下の通り。
- プロローグ
- 第1章 情報共有圏という考え方の誕生
- 第2章 暗黙ウェブの出現
- 第3章 「信頼」と「不安」を生むシステム
- 第4章 ウェブ3.0は「信頼」と「友情」を両立させる
- 第5章 「情報の非対称性」が大問題だ
- 第6章 インフォコモンズ後の世界の姿
なお、より詳しい目次は、
・「佐々木俊尚さん『インフォコモンズ』17日発売!」(講談社BIZ-net、2008-07-14)
http://shop.kodansha.jp/bc/books/biz/200807.html#f36d47c3bcb4aff2bfdf366d35c0b153
に出ている。
・佐々木俊尚公式サイト
http://www.pressa.jp/
もう一冊。
宮田加久子、野沢慎司、茨木尚子、和気康太著『オンライン化する日常生活−サポートはどう変わるのか』(文化書房博文社、2008年、3360円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4830111321/arg-22/
明治学院大学社会学部による「テクノソサエティの現在」シリーズの一冊。
・「『テクノソサエティの現在』3巻シリーズ刊行」(明治学院大学社会学部)
http://www.meijigakuin.ac.jp/~soc/technosociety/technosociety.html
目次は以下の通り。
- 序文
- 第1章 インターネットでソーシャル・サポートは可能か−オンライン・サポートグループがもたらすマイクロ・マクロな効果(宮田加久子)
- 第2章 少数派の組織化とインターネット−オンラインセルフヘルプグループの可能性と課題(茨木尚子)
- 第3章 インターネットは家族に何をもたらすのか?−ステップファミリーにおける役割ストレーンとサポート・ネットワーク(野沢慎司)
- 第4章 超高齢社会における「シニアネット」の可能性−仙台市における調査研究を通して(和気康太)
- 第5章 シニア世代におけるオンライン、オフラインでのソーシャル・サポートの効果−シニアに対する郵送パネル調査の結果から(浦光博)
- 引用文献
- 索引
・宮田加久子研究室
http://www.meijigakuin.ac.jp/~miyata/
・浦光博のウェブ・ページ
http://wwwa.kamon.ne.jp/~uras/URA%27S.htm