国立国会図書館、貴重書画像データベースにデータを追加(2008-07-11)

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国立国会図書館が貴重書画像データベースにデータを追加した(2008-07-11)。

・貴重書画像データベース
http://rarebook.ndl.go.jp/
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/

新たに追加されたのは、和漢書9タイトル、錦絵23タイトルで、画像数にして約4200コマ。貴重書画像データベースへのデータ追加は毎年行われており、着々とデータの収録点数が増えている。しかし、今回のデータ追加はこれまでに比べてその方法において一歩後退している。過去3年は新規公開資料一覧というページが設けられ、そのページから1クリックで、新たに収められた資料を閲覧できるようになっていたが、今回はそれがない。お知らせ欄にただ、

平成20年7月11日、新たに和漢書9タイトル・錦絵23タイトル(画像数約4,200コマ)が登録されました。

と書かれているだけである。2007年のデータ追加の際には新たに「妙法蓮華経」や古活字版「平家物語」が、2006年のデータ追加の際には新たに「好色一代男」や「帝鑑図説」が加えられたことがわかり、早速新しいデータを鑑賞しようという意欲が湧いたが、今回は新たなデータがどこにあるのか、新たなデータがどのようなものなのか、が一切わからない。新規公開資料一覧をつくるのは一手間だろう。だが、その一手間を惜しまず、いまからでも新規公開資料一覧を設けてほしい。

・「国立国会図書館、貴重書画像データベースにデータを追加(2007-06-05)」(新着・新発見リソース、2007-07-08)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070708/1183835247
・「国立国会図書館、貴重書画像データベースにデータを追加(2006-06-26)」(新着・新発見リソース、2006-07-15
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060715/1152932862
・「国立国会図書館、貴重書画像データベースをリニューアル」(新着・新発見リソース、2005-07-11)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20050711/1134802703