2008-08-19(Tue): 月刊「言語」2008年9月号の特集は「図書館新時代−知のインフラの活用法と可能性を探る」

月刊 言語 2008年 09月号 [雑誌]

すでに影浦峡さんがブログで

・「『言語』9月号「図書館新時代」特集」(かげうらきょうのブログ、2008-08-12)
http://kyokageura.seesaa.net/article/104626797.html

と紹介しているが、

・「「月刊言語」2008年8月号は「言語処理研究の新展開−計算機と言語学の対話に向けて」特集」(編集日誌、2008-07-16)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080720/1216545871

でもふれた

・「月刊言語」2008年9月号(大修館書店、2008年、980円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001D3C7WW/arg-22/
http://thistle.est.co.jp/tsk/detail.asp?sku=50809&page=1

が刊行されている。特集は「図書館新時代−知のインフラの活用法と可能性を探る」。

目次は以下の通り。

  • 片山善博「知的立国の基盤としての図書館とその可能性」
  • 小林隆志「市民生活の活性化を支援する図書館サービス」
  • 吉田右子「コミュニティにおける公共図書館の位置づけ」
  • 杉田茂樹「ネット時代の大学図書館活動の新機軸」
  • 原克「検索という迷宮−バロック的知の序列からハイパー検索へ」
  • 桂英史「記憶術とトポス−図書館という「知のアーキテクチャ」」
  • 石川慶藏「図書館は宝の山−有田焼万華鏡の開発を支えた図書館」
  • 沢田克也「ビジネス支援から生まれたシャッターガード」
  • 吉田右子「多文化社会図書館サービスとは−デンマークの例」
  • 小宮正安「ヴンダーカンマーとしての図書館」

前者が論説記事で、後者はコラム記事。正直期待値ほどではなかったという印象だが、「月刊言語」のような雑誌で図書館が特集されることに意味があるのだろう。