2008-09-09(Tue): 長崎原爆資料館が被爆資料のデータベースを公開する方針へ

screenshot

長崎原爆資料館
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/na-bomb/museum/

が、被爆資料のデータベースを公開する方針へと転じるようだ。長崎新聞長崎市議会でのやりとりを報道している。

市は、これまで非公開だった長崎原爆資料館被爆資料のデータベース(DB)を基に、インターネット上で被爆資料などを広く紹介していく考えを示した。
(中略)
市は、インターネット上で被爆資料を紹介することで、被爆の実相を広く伝え、平和学習などに役立ててもらう考え。公開時期や内容、点数は未定で、同館の多以良光善館長は、取材に対し「データベースは業務用に作られており、そのまま公開することは難しい。どういう形で紹介できるか今後検討していく」と話した。

・「被爆資料データベース一部公開へ 原爆資料館がネットで」(長崎新聞、2008-09-05)
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20080905/05.shtml

長崎市議会
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/gikai/

上の記事でも伝えられているように、

広島平和記念資料館
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/

では、

・平和データベース
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/database/

が公開されており、被爆資料もここに収められている。様々な配慮もあって、これまで非公開だったのだろう。だが、インターネットに情報がないことが、そのまま世の中に情報がないこと、引いてはその情報が伝える事実がなかったかのような印象を与えるまでになっている。早期の公開を期待したい。