神奈川県立図書館、サイトをリニューアル(2008-04-15)

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神奈川県立図書館がサイトをリニューアルしている(2008-04-15)。

・神奈川県立図書館
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/
・神奈川県立図書館の過去のサイト
http://web.archive.org/web/*/http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/
・「ホームページをリニューアルしました!」(神奈川県立図書館、2008-04-15)
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/information/osirase08002.htm

新しくなったトップページでは、これまで同様、横浜市にある神奈川県立図書館と、川崎市にある神奈川県立川崎図書館とを、ほぼ等分に紹介しているが、トップページはあくまでに2館のサイトへの入り口にとどめている。ここには一見小さいが重要な改善が含まれている。従来のサイトでは、トップページに両館の新着情報が掲載された上で、両館へのリンクが設けられていたが、新サイトでは新着情報がすべて両館のサイトのトップページに移動している。リニューアル前は神奈川県立図書館、あるいは神奈川県立川崎図書館のサイトのトップページを直接訪れた場合、一度全体のトップページに移動する必要があったが、その手間が省かれている。模式図で示すと、

  • 旧トップページ
    • 両館の新着情報
    • 神奈川県立図書館へのリンク
    • 神奈川県立川崎図書館へのリンク

という構造だったものが、

  • 新トップページ
    • 神奈川県立図書館へのリンク
      • 神奈川県立図書館の新着情報
    • 神奈川県立川崎図書館へのリンク
      • 神奈川県立川崎図書館の新着情報

となったわけだ。

ただ、惜しい点もある。特に、新トップページにある「Pick Up!」というコーナーの使い方はまだ改善の余地がある。「Pick Up!」には、両館の特選情報が掲載されており、たとえば現在では、

  • 神奈川県立図書館
    • 図書館まるごと活用術「県立図書館紹介講座&図書館探検ツアー」
  • 神奈川県立川崎図書館
    • 県立川崎図書館50周年記念行事のご案内

と2つの情報が掲載されている。しかし、両館のサイトのトップページにも同じように「Pick Up!」というコーナーがあり、そこには、

  • 神奈川県立図書館
    • 大人のための読書会
  • 神奈川県立川崎図書館

と、違う内容がピックアップされている。同じコーナー名である以上は、同じ使い方、この場合であれば、同じ情報を掲載しておくほうがいい。運用の仕方で対応できるものであり、今後の使い方を工夫していってほしい。