2008-10-28(Tue): 英語版のアイコンに一喜一憂−九州大学附属図書館の対応と、残念な例のさらなる発見

・「九州大学附属図書館、サイトをリニューアル(2007-10-01)」(新着・新発見リソース、2007-11-19)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071119/1195425967

でこう書いた。

ページの右上に日本語・英語の表示を切り替えるためのアイコンとして「日の丸」と「ユニオンジャック」が置かれているが、以前

・「ささいだけど大切なこと−英語版のアイコンをめぐって」(編集日誌、2007-09-09)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070909/1189347649

で記したように、言語と国家とは次元の異なるものである。日本語にせよ、英語にせよ、特定の国家の国旗を用いることは学問の府としては見識に欠くことだ。九州大学附属図書館のサイトは今後多くの大学図書館サイトの手本となると思われるだけに改善してほしい。

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だが、いま見ると改善されている。現在は[日本語][English]となっている。

九州大学附属図書館
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/

よかった。素直にうれしい。

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しかし、最近残念な例を新たに見つけてしまった。いずれも大学図書館である。

・NUL News(名古屋大学附属図書館ニュース)
http://info.nul.nagoya-u.ac.jp/news
千葉大学附属図書館
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/

NUL News(名古屋大学附属図書館ニュース)は英語への切り替えにユニオンジャックを用いている。千葉大学附属図書館はある意味もっとすごい。「留学生の方へ」の箇所で英語への切り替えにユニオンジャックを、中国語への切り替えに中華人民共和国五星紅旗を用いている。後者は特に留学生からも抗議が起こりそうな気がするが、大丈夫だろうか。

・「ささいだけど大切なこと−英語版のアイコンをめぐって」(編集日誌、2007-09-09)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070909/1189347649
・「日本分子生物学会サイトの英語版アイコンはユニオンジャック」(編集日誌、2008-09-12)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080914/1221377532