2008-12-10(Wed): 南葵音楽文庫貴重資料は2009年4月公開予定

昨日開催された

2008-12-09(Tue):
慶應義塾大学DMC機構・南葵音楽文庫貴重資料デジタル化報告会
(於・東京都/慶應義塾大学 三田キャンパス)
http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/519

だが、早速、主催者からの開催レポートが出ている。

・「「南葵音楽文庫貴重資料デジタル化報告会」開催」(慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構、2008-12-10)
http://note.dmc.keio.ac.jp/topics/archives/521

こういった機敏さは重要。さて、読売新聞が次のように報道している。

ベートーベン、リストの自筆譜や書簡など世界的に貴重なコレクションを持つ「南葵(なんき)音楽文庫」(東京・読売日本交響楽団所有)の資料の一部がデジタル画像化され、来年4月からインターネットで順次、公開される。

(中略)

料の劣化、散逸を防ごうと、音楽学専門の慶応大学の美山(みやま)良夫教授(62)のグループが文部科学省の委託研究費で、貴重資料約800点の画像データ作成を2年前から行っていた。そのうち自筆譜などの約100点は高精細デジタル画像撮影を進めており、研究者向けに公開される予定だ。

・「ベートーベンの自筆楽譜をネットで公開へ…南葵音楽文庫」(読売新聞、2008-12-03)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20081203-OYT1T00138.htm

「来年4月からインターネットで順次、公開」という一節と「研究者向けに公開」という一節をどう理解すればいいのかよくわからないが、なにはともあれ公開を待ちたい。

ちなみに、南葵音楽文庫が設けられた南葵楽堂をめぐっては次のような活動もなされている。

・麻布飯倉 南葵楽堂の記憶
http://nankigakudo.blog60.fc2.com/