データ統合・解析システム(DIAS)プロジェクト、セイヨウ情勢を公開(2008-10-31)

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データ統合・解析システム(DIAS)プロジェクトの一環として、東京大学保全生態学研究室などの複数の研究室が共同でが市民参加による外来種セイヨウオオマルハナバチ)モニタリングと対策のためのリアルタイム情報共有サイト「セイヨウ情勢」を公開した(2008-10-31)。

・セイヨウ情勢
http://dias.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/seiyou/
・「セイヨウ監視活動のデータ公開のご案内」(セイヨウ情勢、2008-10-31)
http://dias.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/seiyou/2008/magazine/13/

セイヨウオオマルハナバチという外来種について実施している参加型モニタリングにおいて、運営者・参加者間の双方向の情報交換を支援することを目的としているという。

なお、運営にあたっているのは、

  1. 東京大学大学院 農学生命科学研究科 保全生態学研究室
  2. 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 北本研究室
    • 北本朝展
      • 「セイヨウ情勢」ウェブサイトのデザイン・構築・運用
  3. 東京大学生産技術研究所 戦略情報融合国際研究センター 喜連川研究室
    • 安川雅紀、喜連川
      • 「セイヨウ情勢」ウェブサイトの構築・運用・総括

の3研究室(敬称略)。それぞれの役割分担をみると、このサイトの品質の高さに納得がいく。外来種問題の専門家である東京大学保全生態学研究室に加えて、台風前線など、高品質なサービスを次々と送り出している国立情報学研究所の北本研究室に、大規模データの取り扱いにおいて有数の実績を誇る東京大学喜連川研究室が参加しているのだ。サイトの内容もさることながら、このコラボレーションの形にも注目したい。

東京大学 保全生態学研究室
http://www.coneco.es.a.u-tokyo.ac.jp/
喜連川・豊田研究室
http://www.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/
・北本朝展@国立情報学研究所(NII)
http://agora.ex.nii.ac.jp/~kitamoto/

・市民の皆さんとの協働によるセイヨウオオマルハナバチ監視活動
http://www.coneco.es.a.u-tokyo.ac.jp/seiyou/index070807.htm

・「国立情報学研究所(NII)、「台風前線2」を公開(2007-09-01)」(新着・新発見リソース、2007-09-24)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070924/1190606555
・「国立情報学研究所(NII)、「デジタル台風:台風画像と台風情報」で台風画像データベースを公開(2006-07-19)」(新着・新発見リソース、2006-08-07
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060807/1154879899
・「国立情報学研究所(NII)、「台風前線」を公開(2006-07-19)」(新着・新発見リソース、2006-08-07
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060807/1154879900