2009-06-24(Wed): 訪問記録−香川大学附属図書館

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宮城県図書館訪問記も書きたいのだが、先に香川大学を訪ねた記録を残しておきたい。そもそも高松を訪れたのは、人工知能学会 第23回全国大会(JSAI2009)での講演のためだが、

・「人工知能学会 第23回全国大会(JSAI2009)で講演を2つ」(編集日誌、2009-06-17)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090619/1245391948

1泊2日の強行軍の中、高松市図書館中央図書館と香川大学附属図書館を訪ねてみた。高松市図書館中央図書館については、すでに記したとおり。

・「高松市図書館中央図書館を見学」(編集日誌、2009-06-18
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090619/1245420702

さて、高松市図書館中央図書館のすぐ横に香川大学の幸町キャンパスがある。ここには教育学部、法学部、経済学部の文系3学部があり、三木町のキャンパスに医学部と農学部が、林町のキャンパスに工学部がある。目指す香川大学附属図書館は、この幸町キャンパスに。

南国風なキャンパス内の緑が印象的。

林の中に「三土文相就任記念碑」という石碑がある。後日調べたところでは、香川大学の前身の一つである香川県師範学校の卒業生で戦前の有力な政治家であった三土忠造田中義一内閣において文部大臣に就任した際に建てられたものらしい。三土忠造については、矢澤真人さん(筑波大学)が、

三土忠造『訂正 中等国文典』
http://www.lingua.tsukuba.ac.jp/~myazawa/data/bunten/mituti0.html

を公開している。

さて、図書館に行く前に、存在は知っていた

香川大学博物館
http://www.museum.kagawa-u.ac.jp/

に立ち寄る。







大学博物館である以上、当然と言えば当然だが、学内や地域の資料が多数展示されている。加えて、手に取れる展示が多いことがすばらしい。博物館としてはまだ始まったばかりだが、見せる展示・触れる展示がどこまで進化していくのか、今後が楽しみだ。

さて、博物館を出てお目当ての附属図書館へ。

・神原文庫
http://www.lib.kagawa-u.ac.jp/www1/kambara/kambara.html

を見れなかったのは残念。こういうときはやはり事前調査の必要を感じてしまう。さて、正直な感想を言えば、地方の国立大学の厳しさを実感させられた。他のキャンパスの分館を見ていないので結論は下せないが、蔵書や設備といった点で学生のためにもう少し環境を整えてあげたい。