2009-11-12(Thu): 図書館総合展3日目−図書館グッズフォーラム、Library of the Year 2009最終選考会、第6回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜

図書館総合展もついに最終日。朝から

・図書館グッズが利用者と館員を元気にする!−実例発表・討論・物々交換会
http://d.hatena.ne.jp/sogoten/20090928/p11

の物資搬入を手伝い、そのままフォーラムに参加。

最後に5分ほど時間をいただき講評的なコメントをさせていただく。要するに、どうせグッズをつくるなら、作り手の自己満足に終わらせず、それこそ売り物になるレベルのものを目指すくらいの気持ちでいようといった趣旨。それまでの盛り上がりに水を差すことになるのは十分にわかったが、グッズの場合、ただ楽しいだけでは必ず続かなくなるので、あえて苦言を申し上げた次第。

昼からは、

Library of the Year 2009 最終選考会
http://d.hatena.ne.jp/sogoten/20090928/p17

に参加。

優秀賞を受賞した

大阪市立中央図書館
http://www.oml.city.osaka.jp/
渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
http://www.shibusawa.or.jp/center/
奈良県立図書情報館
http://www.library.pref.nara.jp/

の3館の中から大賞受賞館を決めるべくスピーチ。自分は渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターのプレゼンターを務めた。

Library of the Year 2009 渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
http://www.slideshare.net/arg_editor/lo-y200920091112
Library of the Year 2009
http://www.iri-net.org/loy/loy2009.html

結果は残念ながらプレゼンターを務めたは渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターではなく、大阪市立中央図書館の大賞受賞となった。しかし、正直どの館も大賞に値し、まったく差はなかったと思う。ともあれ、3館の関係者にお祝い申し上げたい。

・「大阪市立中央図書館がLibrary of the Year 2009 大賞に選ばれました!!」(大阪市立図書館、2009-11-12)
http://www.oml.city.osaka.jp/topics/jushou-loy.html
・「Library of the Year 2009」(実業史研究情報センター・ブログ 「情報の扉の、そのまた向こう」、2009-11-13
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20091113/1258089743
・「Library of the Year 2009」最終選考会」(奈良県立図書情報館 公文書のマイクロ化及びデジタル化事業、2009-11-13
http://d.hatena.ne.jp/i-012/20091113/1258094147

・「Library of the Year 2009が発表される(日本)」(カレントアウェアネス・ポータル、2009-11-12)
http://current.ndl.go.jp/node/15247
・「Library of the Year 2009大賞は…」(ダメな図書館員の日々、2009-11-12)
http://d.hatena.ne.jp/garugon/2009111
・「横浜で聴き、走り、話す」(Traveling LIBRARIAN−旅する図書館屋、2009-11-13
http://d.hatena.ne.jp/yashimaru/20091113#p1
・「図書館総合展参加報告(1):Library of the Year 2009」(日々記−へっぽこライブラリアンの日常、2009-11-14)
http://hibiki.cocolog-nifty.com/blogger/2009/11/1-library-of-th.html

そして、最後に自分にとっても今年の図書館総合展の締めくくりとして、第6回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜を開催した。第2回に続く2度目の横浜開催となった今回は、以下の方々にライトニングトークしていただいた。

  • 岡野裕行(文学館研究会)
    • 「文学資料はどこにある?」
  • 宮川陽子(福井県立図書館)
  • 大塚真吾(物質・材料研究機構
    • 「研究コミュニティを俯瞰してみよう」
  • 江草由佳(国立教育政策研究所
    • 「目は口ほどにものを言う?−Web情報探索行動における視線情報の分析」
  • 福林靖博(国立国会図書館
    • 「内と外−勉強会@中央線2年の軌跡」
  • 下地雅美(沖縄県立看護大学附属図書館)
    • 「図書館員の視点で見た学び直し講座−私の“あはっ”体験」
  • 坂本成生(横芝光町立図書館)
    • 「劇的!図書館ビフォー・アフター」
  • 佐藤あづみ(岩沼市図書館)
    • 「絵本のお医者さん細うで繁盛記」
  • 茂出木理子(お茶の水女子大学附属図書館)
    • 「反論のススメ−M・R的ライブラリアンの育て方」
  • 山田俊幸山形大学工学部図書館)
    • 「論文ったー作ってみた。」
  • 大谷周平(琉球大学附属図書館)
    • 沖縄県の図書館コミュニティ−沖縄県図書館協会誌発行・FLU40開催をとおして」
  • 杉浦裕樹(ヨコハマ経済新聞、横浜コミュニティデザイン・ラボ)
    • 「みんなの共有財をつくるためのプラットフォームをデザインして」

ご登壇いただいた方々、サポーターとして開催を助けてくださった方々、そしてご参加くださった方々に心から感謝したい。

第2部のARGフェストへは、大部分の参加者と一緒に会場まで横浜の夜景を楽しみながら到着。

最終的にこの後、都合3軒を巡って帰宅。かくして図書館総合展の3日間が終わった。3日間はたいへんな喧騒と多忙に目の回る状態だったが、総じて楽しかった、また来年も参加したいという声が圧倒的に多かったように思う。自分自身が来年の図書館総合展にどのように関わるか、まだ未確定な部分もあるが、基本的には積極的に関わり、より一層盛り上げていきたいものだ。