2009-11-15(Sun): 2つのスポンサー−11月18日(水)開催のDESIGN IT! Conference 2009と、11月19日(木)、20日(金)開催のWebDB Forum 2009

いまだに法人サイト構築中のアカデミック・リソース・ガイド株式会社ですが、ありがたいことにスポンサーとしての参画にお声掛けいただけることがあり、感謝の限りです。

さて、今週は後援に加わらせていただいている2つの催しが開催されます。


2009-11-18(Wed):
DESIGN IT! Conference 2009「クラウド時代のユーザーエクスペリエンス」
(於・東京都/ベルサール汐留)
http://www.designit.jp/events/


2009-11-19(Thu)〜2009-11-20(Fri):
Webとデータベースに関するフォーラム2009(WebDB Forum 2009)
(於・神奈川県/慶應義塾大学 日吉キャンパス)
http://db-event.jpn.org/webdbf2009/

前者にはメディア後援として、後者にはブロンズスポンサーとして参画しています。Webとデータベースに関するフォーラム2009(WebDB Forum 2009)については、

・ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)第400号(2009-11-09、4761部)
http://archive.mag2.com/0000005669/20091109222129000.html

で紹介していますが、おススメはやはり特別セッションでしょう。以下の3本が予定されています。

  • 「BaiduとNaverが語る 国内シェアNo1を実現する技術戦略」
  • 「日本のデジタルライブラリプロジェクト最前線」
  • インターンシップと産学連携の可能性」

「BaiduとNaverが語る 国内シェアNo1を実現する技術戦略」では、「絵文字に強いバイドゥモバイル検索」、「『探しあう検索、NAVER』−韓国での成功要因と、日本での新たな挑戦」と題して井上俊一さん(バイドゥ株式会社 代表取締役社長)と森川亮さん(ネイバージャパン株式会社 代表取締役)にお話しいただきます。実はこのお二人の顔合わせはあまり例がなく楽しみな企画です。井上さんは私にとっても尊敬すべき前職時代の上司でもあり、私自身、非常に楽しみにしています。

「日本のデジタルライブラリプロジェクト最前線」は自分が司会を務めるということで、たいへんな緊張があるのですが、「日本のディジタルライブラリプロジェクトの現在」と題して長尾真さん(国立国会図書館)に、「学術ウェブをつくる−CiNiiのいま、これから」と題して大向一輝さん(国立情報学研究所)にお話しいただきます。このお二方は最近は図書館関係者によく知られていますが、元々のご専門は情報工学であり、WebDB Forum 2009の来場者の大部分を占めると思われる情報工学関係者がどのようなインパクトを受けるのか、司会としても重責を感じています。

インターンシップと産学連携の可能性」は、公野昇さん(マイクロソフトリサーチアジア)による「MSRでのインターンシップについて」、鬼塚真さん(日本電信電話株式会社 NTTサイバースペース研究所)による「NTT研究所におけるデータベース系基盤技術・Web 検索技術に関わる取り組みとインターンシップについて」、そしてもうお一人、株式会社ミクシィの方にお話しいただいた後、インターンシップを実際に経験したことがある若手研究者3名−岡瑞起さん(東京大学知の構造化センター)、荒瀬由紀さん(大阪大学大学院情報科学研究科)、小町守さん(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科)に加わっていただいての討論となります。

例年多くの参加者を集めているイベントです。学生、特に主催団体の学生会員の方の参加条件は破格となっているので、ぜひご参加ください。

・Webとデータベースに関するフォーラム2009(WebDB Forum 2009)
http://db-event.jpn.org/webdbf2009/

さて、WebDB Forum 2009開会の前日に催されるDESIGN IT! Conference 2009「クラウド時代のユーザーエクスペリエンス」の場合、まず注目は基調講演でしょう。

Googleから、Donal Mountainさん(ユーザーエクスペリエンス・リサーチャー)、Braden Kowitzさん(シニア・ユーザーエクスペリエンス・デザイナー)という高名なお二人が登場します。お二人の演題は「立ち込める暗雲−Webサービスクラウドコンピューティングにおける課題をかんがみる」。カンファレンス自体のテーマが「クラウド時代のユーザーエクスペリエンス」なので、他の基調講演もこれにあわせたものとなっており、鈴木章太郎さん(マイクロソフト株式会社)による「クラウドコンピューティング時代に求められる UX の役割とマイクロソフトの最新テクノロジ」、長稔也さん(株式会社日立製作所)による「UX(顧客経験価値)の向上を通じた顧客サービスの最適化」も見逃せません。

・「立ち込める暗雲−Webサービスクラウドコンピューティングにおける課題をかんがみる」
http://www.designit.jp/archives/2009/10/keynote1.html
・「クラウドコンピューティング時代に求められるUXの役割とマイクロソフトの最新テクノロジ」
http://www.designit.jp/archives/2009/10/keynote2.html
・「UX(顧客経験価値)の向上を通じた顧客サービスの最適化」
http://www.designit.jp/archives/2009/11/keynote3.html

そして、「広げよう、インターネットの学術利用」を掲げるACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)として見逃せないのは、大向一輝さん(国立情報学研究所)による「論文をみんなの手に−学術情報サービスのユーザーエクスペリエンス・デザイン」です。

専門家による専門家のための情報をどうやって一般ユーザーに広めるか、といういささか困難な課題にどう向き合ったのか、そのデザインの過程についてお話しします。

・「CiNii関連の講演4つ」(清澄日記、2009-11-03)
http://d.hatena.ne.jp/i2k/20091103/cinii_lectures

ということですので、学術系のネットサービスに関わっている方は必見です。

・「論文をみんなの手に−学術情報サービスのユーザーエクスペリエンス・デザイン」
http://www.designit.jp/archives/2009/10/session11.html

私も取材を兼ねて終日参加の予定です。

・DESIGN IT! Conference 2009「クラウド時代のユーザーエクスペリエンス」
http://www.designit.jp/events/

いずれの催しも当日参加を受け付けているので、ぜひご参加ください。