2009-11-28(Sat): 京都産業大学図書館を見学し、情報信憑性検証技術プロジェクトの進捗報告会に参加

大阪を発ち、次は京都へ。紅葉見物の観光客でごった返す京都駅を早々に脱出して、一路北山の京都産業大学へ。

時間に余裕があったので、京都産業大学図書館を見学してみた。

京都産業大学図書館
http://www.kyoto-su.ac.jp/lib/

印象的だったのは3点。

1つは学習環境が非常に整っていること。

周囲が気にならないように配慮された学習・読書用の机・椅子もあれば、共同での学習・研究に向いている個室も相当数用意されている。

2つ目は地方紙の揃えが素晴らしいこと。実際、日曜日の訪問であったにも関わらず、図書館を訪れている学生の方々がおそらくは出身地の地方紙を熟読している姿が印象的だった。

そして、3つ目のなによりも素晴らしいと感じたのが、図書館から見渡す風景の良さだ。

ふと外を見渡すと、京都の秋・冬を感じる季節感満点の視界が広がってくる。

見学と館内の写真撮影を快く許してくださった図書館スタッフの方々に感謝。

さて、図書館に来てみてショックだったのが、まさにこの日、

・賀茂絵巻研究公開講演会
http://www.kyoto-su.ac.jp/lib/news/2009/20091128_kouen.html

が図書館で開催されると知ったことだ。

・若杉準治(京都国立博物館列品管理室長)「異形賀茂祭絵巻の特色」
所功(本学法学部教授・日本文化研究所員)「賀茂臨時祭絵巻の特色」
・山本宗尚(千葉大学特任教員・賀茂葵祭競馬騎手)「賀茂競馬絵巻の特色」

という講演が予定されているという。特に所功さんと言えば、自分のように歴史学、特に日本の古代史を少しかじった者にとっては、

新訂 官職要解 (講談社学術文庫)
・和田英松著、所功校訂『官職要解』(講談社学術文庫、1983年、1418円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061586211/arg-22/

でお世話になった方。ぜひお目にかかりたいと思ったのだが、今日の本来の目的は京都産業大学で開催される

情報通信研究機構 委託研究「電気通信サービスにおける情報信憑性検証技術に関する研究開発」「課題ア Webコンテンツ分析技術」プロジェクト
http://www.dl.kuis.kyoto-u.ac.jp/i-believe/

の進捗報告会議に参加することなので、泣く泣く図書館を後にした。

所功Official Website
http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~tokoroi/index-j.html

ちなみに、賀茂絵巻については、以下を参照。

京都産業大学図書館貴重書電子展示室
http://www.kyoto-su.ac.jp/lib/kichosyo/
・賀茂絵画資料デジタルギャラリー
http://www.kyoto-su.ac.jp/lib/kichosyo/kamo/
・賀茂神事 伝土佐光起画
http://www.kyoto-su.ac.jp/lib/kichosyo/kamoshinji/

その後、情報信憑性検証技術プロジェクトの会議に夕方まで参加し、京都駅へ取って返して新幹線で浜松へ。