2009-12-10(Thu): d-log.セミナー 長尾真氏・濱野智史氏「これからの知−情報環境は人と知の関わりを変えるか」に参加し、慰労・忘年会を開催

2009-12-10(Thu):
d-log.セミナー 長尾真氏・濱野智史氏「これからの知−情報環境は人と知の関わりを変えるか」
(於・東京都/d-labo/dream laboratory by SURUGA bank)
http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=190

に参加。

詳細は、佐藤翔さん(筑波大学)によるレポートを参照してほしいが、ニコニコ動画のような新しい仕組みに熱心な関心をみせる長尾さんの知的好奇心につくづく感心させられた。

ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/

ライブラリアンの方々。次々と登場するインターネットの新しいサービスに追いつけないなどと言っている場合ではない。もちろん、いたずらに情報を追いまわすことはないが、ある程度話題になっているサービスくらいはただ見るだけではなく、アカウントを取得してぜひ一度使ってみよう。レファレンスで「ニコニコ動画の設計思想について調べているのですが……」という質問が寄せられる時代は、もうそこまで来ている、いやすでに到来しているのだから。

ISBN:4757102453image
濱野智史著『アーキテクチャの生態系−情報環境はいかに設計されてきたか』(NTT出版、2008年、1995円)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4757102453/arg-22/

・「「主役は人間からメタデータの次元に」、「個人の知の世界と、全体の知の世界とのギャップをどう解決するか」、「『図書館』から『図書環』へ」…トークセッション『これからの知―情報環境は人と知の関わりを変えるか』(長尾真×濱野智史)」(かたつむりは電子図書館の夢をみるか、2009-12-11)
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20091211/1260539447

終了後、ご講演者の長尾真さん(国立国会図書館)、濱野智史さん(日本技芸)、そしてこの対談シリーズのファシリテーターを務めてくださった李明喜さん(matt)をお招きして、慰労・忘年会を開催した。

matt | atlas ver.beta(李明喜さん)
http://www.mattoct.jp/

会場は、

・仮設居酒屋 小松
http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13060057/

という六本木で働いているヒルズ族ではない勤め人の間では有名なお安い居酒屋。正直長尾さんをこのような場にお連れするのはたいへんドキドキしたのだが、楽しく過ごしていただけたようでなにより。特にこういう場では、普段長尾さんとじっくりとお話する機会がない若い優秀な方々が深く語らいあう機会が生まれるのがいい。今回も何人か私が優秀と思う方々が密にコミュニケーションできたようでなにより。お忙しい中、お越しくださった長尾さんに感謝するばかりだ。

さて、

  1. 2009年2月12日(木):「自律進化するデータベースはつくれるか」(長尾真×池上高志)
  2. 2009年5月11日(月):「もう、「本」や「図書館」はいらない!?」(長尾真×山形浩生
  3. 2009年10月1日(木):「言語とはなにか:書く、伝える、遺す」(長尾真×円城塔
  4. 2009年12月10日(木):「これからの知−情報環境は人と知の関わりを変えるか」(長尾真×濱野智史

と、4回に渡った長尾さんの対談シリーズだが、全回出席させていただき、多くの出会いと気づきがあった。これほど刺激に満ちた場を提供してくださった李明喜さんにはどのような感謝の言葉で足りないくらいに感じている。李さんとは、この対談シリーズを通して出会い、彼の魅力に惹きつけられ、果ては、

2009-11-02(Mon):
シンポジウム「“ツタエルコト”はどこにある!?−科学コミュニケーションと学術コミュニケーション」
(於・東京都/日本科学未来館 みらいCANホール)
http://science-in-society.blogspot.com/2009/09/blog-post.html

でご講演までしていただいた。本当に感謝しても感謝しきれない。ありがとうございます、李さん。

・「“ツタエルコト”はどこにある!?−科学コミュニケーションと学術コミュニケーションを開催」(編集日誌、2009-11-02)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20091105/1257381782

そして、裏方としてこの対談シリーズを支えてくださった国立国会図書館の若手ホープであるKさんをはじめ、国立国会図書館の方々にも感謝したい。

・「12月10日(木)、d-log.セミナー終了後に慰労・忘年会を開催します、参加者募集します」(編集日誌、2009-12-03
http://d.hatena.ne.jp/arg/20091207/1260115575
・「長尾真さん(国立国会図書館)の注目の対談シリーズいよいよ最終回」(編集日誌、2009-11-24)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20091124/1259070033