2010-01-01(Fri): 2010年の抱負−持続可能なサイクルの確立を目指して

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、恒例の本年の抱負です。今年はシンプルで、

  • アカデミック・リソース・ガイド株式会社の経営を安定させる。

に尽きるわけですが、この一環として、事業目的に掲げた

  1. インターネットサービスの企画、開発、運用
  2. インターネット活用の研修、コンサルティング
  3. ウェブ技術に関わる産官学連携のコンサルティング、仲介
  4. 地域社会の活性化に関わるコンサルティング
  5. 前各号に附帯する執筆、出版、講演、講義
  6. 前各号に附帯する一切の事業

を実施していきます。その中でも特に2010年は、

  1. 学術に特化したプラットフォーム的なサービスを軌道に乗せる(ARGカフェ&ARGフェスト、ARGフォーラム、academicweb.jp)。
  2. 一企業の枠組みにとらわれず、ウェブプロデューサーを育てるプラットフォームを提供する。
  3. ウェブ技術を中核とした産官学連携のプラットフォームを構築・提供する。
  4. 「くるくる関内」を軌道に乗せ、これを基軸とした地域社会を元気にするモデルを普及させる。
  5. 自らの経験を踏まえ、雇われて働く行き方と自らが司って活動する生き方を両立させる方法を本にまとめる。
  6. すべてを総合して、「学問を生かす社会」へと近づける。

といったことを実現していきたいと思います。

ちなみに、過去4年の抱負は以下の通り。

2006年

  1. 年間を通して定期発行し、ISSN(国際標準逐次刊行物番号)を取得する。
  2. 『これからホームページをつくる研究者のために』(仮題)を出版する。
  3. 複数のテーマについて調査報道と呼ぶに値する記事を執筆し、発表する。
  4. 「インターネットの学術利用」をテーマにしたシンポジウムを開催する。
  5. 主として研究者を対象としたインターネットサービスを新たに開始する。

・「2006年の5つの抱負」(編集日誌、2006-01-01
http://d.hatena.ne.jp/arg/20060104/1136301343

2007年

  1. メールマガジンの定期発行を維持して通算300号に到達する。
  2. 『これからホームページをつくる研究者のために』を増刷する。
  3. 複数のテーマについて調査報道と呼ぶに値する記事を執筆する。
  4. 学術研究プラットフォームとなるネットサービスを開始する。

・「2007年の抱負」(編集日誌、2007-01-01
http://d.hatena.ne.jp/arg/20070105/1167952687

2008年

  1. メールマガジンを毎週月曜の週刊にする。
  2. 図書館関係の過去の論考を本にまとめる。
  3. 調査報道と呼ぶに値する記事を執筆する。
  4. 学術研究プラットフォームを立ち上げる。
  5. オフラインのイベントを主催・開催する。

・「2008年の抱負−創刊10周年に向けて」(編集日誌、2008-01-01
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080102/1199234151

2009年

  1. 学術に特化したプラットフォーム的なウェブサービスを開始する(academicweb.jp)。
  2. ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)の運営主体を個人から組織へと移行する(法人化)。
  3. ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)の名義で、勉強会・講習会等のイベントを開催する。

・「2009年の抱負−もう一つ上の次元へ」(編集日誌、2009-01-01)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090102/1230856955

さて、抱負は抱負として、私にとっての一番の課題は、自分自身では一番苦手と自覚している協同・協創する体制を築くことでしょう。

法人化したことによって、仮に私に万一のことがあっても、ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)をはじめとする、これまで築き上げてきた様々な資産がいきなり消失することはなくなりました。しかし、当然ながら一人ではできることに限りがあります。今年の7月にはACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)は満12年になることを考えれば、そろそろ一人のほうが気楽でいい、と言って逃げている状況ではありません。現在、自社サイトの構築を進めており、新たなサイトでは複数人による記事執筆が可能になります。複数人による執筆・編集・発行の体制を整えることや、他社との協業も視野に入れて活動を進めていきたいと思います。

まだ詳細を明らかにできるほどの段階ではありませんが、ご関心をお持ちいただける方は、arg.editor@gmail.comまでぜひご連絡ください。