2010-01-02(Sat): 2010年度は大妻女子大学と関西学院大学で教壇に立ちます

screenshot screenshot

・「2010年の抱負−持続可能なサイクルの確立を目指して」(編集日誌、2010-01-01
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100103/1262500931

には書かなかったが、2010年(度)は、大妻女子大学関西学院大学で教壇に立つことになった。いずれも非常勤講師として。

大妻女子大学社会情報学部
http://www.sis.otsuma.ac.jp/
関西学院大学文学部
http://www.kwansei.ac.jp/human/

大妻女子大学では前期の「情報社会論」を全10数回、関西学院大学では春学期の「総合B」を3回ほど担当する。「教養学士」という学位しか持っていない人間を非常勤講師として迎えてくださる両大学の関係者の方々には感謝するばかり。

大妻女子大学「情報社会論」は丸々2単位分の講義をすべて担当なので、10数回分のシラバスづくりにあれこれ悩んでいる。大きくはこの「情報社会」における情報と知識のあり方が現時点でどのようになっているのか、これからどう変わっていくのか、というところに焦点をあてたいが、なにせ日頃の不勉強が祟っている。自分の経験からすれば、たった一つの講義が受講した学生の人生を大きく変えうる。自分の場合、大学1年生の冬学期に受講した後に恩師となる松澤弘陽先生の「政治学概論」がなければ、「学問を生かす社会」ということを考える人生はとうてい送らなかっただろう。実務経験だけを開陳するような講義にはすまい、世界を概念でとらえる楽しさを伝えよう、と思いだけは先行するが、果たしてどう落ち着けたものか、正月早々悩んでいる。