2010-03-25(Thu): 北米ツアー9日目−Committee on Japanese Materials、Japanese Company Histories Interest Group Meetingで講演し、Free Library of Philadelphia Central Libraryを見学

今日は本番。

2010-03-24(Wed)〜2010-03-26(Fri):
The 2010 annual meetings of the Council on East Asian Libraries (CEAL)
(於・アメリカ/Philadelphia Marriott Downtown)
http://www.eastasianlib.org/CEAL/AnnualMeeting/CEALMeetingSchedule/CEAL2010.htm

のうち、

  • Committee on Japanese Materials
  • Japanese Company Histories Interest Group Meeting

で2本続けて講演した。資料は以下の通り。なお、拙い英語で恐縮だが、原稿も公開している。この程度でも大丈夫なのだ、という意味で参考になればと思う。

・Overview of Trendsin Japanese Libraries and its Impacts since the Change of Government
http://www.slideshare.net/arg_editor/cjm-ceal20100325
http://www.slideshare.net/arg_editor/shashi-ceal-draft20100325
・Request for Commentson Web Archiving ofJapanese Shashi
http://www.slideshare.net/arg_editor/shashi-ceal20100325
http://www.slideshare.net/arg_editor/cjm-ceal-draft20100325

まあ、いずれもそこそこ落ち着いて話せたし、既定の時間も守れたので、よしとしよう。特にJapanese Company Histories Interest Group Meetingのほうは、質疑応答もそれなりにきちんと英語でできたことを思えば、及第点だろうか。

さて、その後は、マクヴェイ山田久仁子さん(ハーバード大学燕京図書館)と一緒に、フィラデルフィア美術館(Philadelphia Museum of Art)とフィラデルフィア公共図書館(Free Library of Philadelphia)を訪ねてみた。

フィラデルフィア美術館といえば、やはり、映画「ロッキー」の舞台となったロッキーステップ。明らかに美術館に来ている人より、ロッキーステップまで来ている人のほうが多い。

さて、美術館は、欧米の美術館らしくとにかく大きい。さらに他の美術館よりも、一つひとつの展示室が大きいように感じられ、各展示室を徹底的につくりこんでいるのが印象的だった。中世ヨーロッパの美術品の展示であれば、展示室そのものを当時の内装にあわせていたり、近代欧米の貴族や富豪の所蔵品の展示であれば、展示室そのものが実は当時の建築をまるごと移設したりという感じだ。

フィラデルフィア美術館(Philadelphia Museum of Art)
http://www.philamuseum.org/

フィラデルフィア公共図書館は、中央館を訪れた。

重厚な建築がこれまたアメリカの歴史ある図書館らしさを醸しだしている。

内部は建物の古さ相応に老朽化している感じもあるが、かといって古びてくたびれた感じではない。随所に往時と現在の様子を比較した写真含むステッカーが貼られており、古さを逆手にとっているようだ。

フィラデルフィア公共図書館(Free Library of Philadelphia
http://www.library.phila.gov/

その後は、

でコーヒー片手にしばしの同窓会。ある一点でつながる人間同士で集まると、人と人とが思いもよらないところでつながり接点を持っていることに気づかされて面白い。

さて、明日はフィラデルフィアを発って、ニューヨークに戻る。もう少しだけニューヨークに滞在して帰国する予定。ひとまずはNCCやCEALともこれでお別れだ。お世話になった方々には本当に感謝。