2010-04-14(Wed): 東京都古書籍商業協同組合 創立90周年記念シンポジウム「滅亡か、復権か−大規模デジタル化時代と本の可能性」を開催

これまで何度か、

・「東京都古書籍商業協同組合 創立90周年記念シンポジウム「滅亡か、復権か−大規模デジタル化時代と本の可能性」を協賛」(編集日誌、2010-02-15)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100221/1266755565
・「4/14(水)開催の東京都古書籍商業協同組合 創立90周年記念シンポジウム「滅亡か、復権か−大規模デジタル化時代と本の可能性」をUSTREAMで中継します」(編集日誌、2010-04-11)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20100412/1271034103

と、伝えてきたが、

2010-04-14(Wed):
東京都古書籍商業協同組合 創立90周年記念シンポジウム「滅亡か、復権か−大規模デジタル化時代と本の可能性」
(於・東京都/一橋記念講堂)
http://www.kosho.ne.jp/symposium/

の開催当日。

このイベントにはACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) として協賛に加わりつつ、企画に携わってきたが、今日は終日現場監督としてトランシーバーを片手に駆けずり回った。

おかげさまでシンポジウムは400名近い来場者があり、大いに盛り上がったのではないかと思う。USTREAMTwitterでの中継も当初音声がうまく聞き取れないというトラブルはあったもののAV調整を担当してくださった方々の機転で無事に乗り切れた。具体的には、映像を流すUSTREAMとは別に、音声のみを流すUSTREAMを別に立てたのだが、これはノウハウとして蓄積しておきたい。

・VideoPlanning on USTREAM
http://www.ustream.tv/channel/videoplanning

なお、音声についても一部が欠けているが、アーカイブしてある。

・i2k show on USTREAM
http://www.ustream.tv/channel/i2k-show

・Togetter - まとめ「日本の古本屋シンポジウム「滅亡か、復権か」」
http://togetter.com/li/15237

さて、最後の会場質疑において、私のほうでTwitter経由で寄せられた質問を最初に紹介させていただいたが、この意図だけ述べておきたい。自分の経験では、Twitter経由での質問は最後に受け付けることが多いようにこれまで感じてきた。確かに質問したいという雰囲気が会場に渦巻いていると、主催者としてはまずは会場を優先してしまう。だが、今回のように会場参加も中継参加も同等と考えている場合、実際の空間を共有していない、その意味では少し外延にいる中継をご覧の方々からの質問を真っ先に受け付けたほうが、中継参加者の続けて質疑応答を視聴しようという意欲が高まると考えたのだ。このため、まずはTwitter経由で寄せられた質問を紹介し、登壇者にお答えいただいた。よいやり方だったのか、まだ自分には判断がつかないが、今後USTREAMTwitterを用いた中継を行う方々の参考になればと思う。

さて、早速、ブログに多数の反応が出ている。

・「「滅亡か、復権か:大規模デジタル化時代と本の可能性」(東京古書組合 創立90周年記念 日本の古本屋 シンポジウム)」(かたつむりは電子図書館の夢をみるか、2010-04-14)
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20100414/1271263392
・「「滅亡か、復権か−大規模デジタル化時代と本の可能性−」に参加してきました」(Literary Museum Studies、2010-04-14)
http://d.hatena.ne.jp/literarymuseum/20100414/p1
・「滅亡か、復権か-大規模デジタル化時代と本の可能性」(フルネコのブログ、2010-04-14)
http://nekoya222.at.webry.info/201004/article_8.html
・「シームレスな知のプラットフォームを」(ウロボロスの回転、2010-04-14)
http://d.hatena.ne.jp/uroburo/20100414/p1
・「知のコンシェルジュ?」(古本屋の勉強記、2010-04-15)
http://d.hatena.ne.jp/furuhon-ya/20100415
・「ダウンロード出版が全てになれば、そこに古本屋は存在しない」(れんぽんのピコラー日記、2010-04-17)
http://renpon.jugem.jp/?eid=796

例によって詳細なレポートを書いてくださった佐藤翔さん(筑波大学)をはじめ、記事をまとめてくださった方々に感謝。

また、テレビ東京が取材に来てくださり、夕方のNEWS FINEと夜のワールドビジネスサテライトで報道してくださった。こちらも御礼申し上げたい。

ところで、今回は「滅亡か、復権か」というテーマの設定や講演者の選定・依頼から、事前の一般参加者の選考・抽選や取材の依頼、USTREAMでの中継の手配、当日の人員配置計画の作成や現場の監督までを担当させていただいた。アカデミック・リソース・ガイド株式会社としては、この種の業務も行っているので、お気軽にお問い合わせを。